ぼくら飼主は動物のことをちゃんと

ペット保険を扱う会社が「亡くなったペットの治療事情」に関する調査を実施したんだけど


5割以上のペットが、亡くなる前に何かしらの病気を患っていたということだった。


ぼくとしては、逆に46%が何も病気がなくて亡くなっている方に驚いた。


若くして何も病気がなくて、交通事故でとか、誤食してとか


胃捻転胃拡張症候群で亡くなったって子が、こんなに多いわけがないと思うので


どのぐらいの年齢で亡くなったのかは、記載がないからわからないけど


高齢で亡くなった子も含めないと46%って言う多さにはならないはず。


ぼくは動物病院をやっているからかもしれないけど

亡くなっている子の90%ぐらいは病気を患っている。


病気にならなければ、動物病院には来ないから病気で来てる子が、ほとんどなので


そりゃー病気で亡くなる子が多いでしょ!って


言われたらそうなんだけど

ぼくら飼主が病気じゃないと思っているだけで


実際は病気だったりすることも多い。


病気にならなくて死ぬって老衰か突然死になるけど、突然死だって心臓に問題があったりすることが多いし


ぼくは獣医になって30年になるけど


体に全く異常がなくて、老衰で死んだ子を見たことがない。


みんな何かを抱えながら旅立って逝ってる。


犬の3歳以上の8割は歯周病になってると言うデータもある。

確かに歯周病になってる子は8割以上いる。


歯周病って恐ろしい病気で心臓病、腎臓病、膵炎、血管病など様々な病気を引き起こす。


この段階で何も病気を患っていない子が46%はおかしい。


歯周病を病気として、ぼくら飼主は認識していないことになる。


ぼくら飼主は動物のことをどこまで把握しきれているのか?


ちゃんと動物のことをみているのだろうか?


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