動物の終末期の延命
人の医療の延命についての話があった。
ぼくがブログで終末期医療の話をしてるから動物の終末期医療に関する相談や診察に来る方が多い。
飼い主さんの中には、延命をしないって言うのは
何もしないと思っている方も多くいるし
獣医の中でも飼い主さんに
「ムリな延命はしたくないんです」と言われると
「じゃー何もすることはないです」って言う先生もいる。
そうじゃーないんだよなーって思うのさ。
痛みがあれば痛みのケアはするし
気持ち悪くて吐く時は吐き気のケア
ケイレンが起こればケイレンを抑える治療などの緩和ケアはする。
延命治療と緩和ケアはべっこなんだけど、なぜか一緒になってる。
飼い主さんの中には、獣医に「ムリな延命治療はしない」と言うと
何もしてくれなくなるのが怖くて言えない人もいる。
この辺の誤解をなくしていかないと
動物の終末期を苦しめてしまうことになる。
緩和ケアは延命治療じゃーないし、何もできることがないから緩和ケアするわけでもない。
この辺がごちゃごちゃになり過ぎてる。
この問題は、ぼくら飼主の誤解より獣医の方が問題で
獣医が終末期医療をどうケアしていくのか、考えないといけないけど
獣医って頭硬くて、そう簡単には変わらんのよ。笑
ぼくら飼主が獣医に
「この子が終末期ならムリな治療はせずに緩和ケアだけでもお願いできますか?」って
たくさんの方に言われたら獣医も終末期医療のことを考えていかないと飼い主さんに支持されなくなるなと思ったら
ビビッてちょっと変わっていくかもよ。笑
ぼくら飼主の声が多くなれば、獣医は変わる。
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