高齢の方が高齢猫を迎える
高齢の猫で慢性腎臓病をホモトキシコロジーで治療をしてたんだけど、19歳で旅立って逝った。
飼い主さんも65歳以上のご夫婦で
「もう新たに猫を飼うことはないわ」って
おっしゃっていたんだけど、先日いらっしゃって
「新しい子を迎えることになったからまたよろしくね」ってこられたんよ。
お話を聞くと高齢の猫と高齢の飼い主さんを
マッチングしてくれるところがあって、そこから新たに高齢の猫を迎えると言うことだった。
「私も子猫を飼って20年、面倒を見れる自信がないけど、10年ぐらいならがんばれるから
残りの人生を高齢の猫の里親になって、少しでも役に立ちたいと思って」っておっしゃってた。
それはいいことだなって思ったのさ。
高齢の子の里親は、なかなか貰い手が見つからず、大変だけど
高齢の飼い主さんがあえて残りの寿命が短い子と
共に暮らすって言うのは、とってもいいことだなって思ったのさ。
正直、みんながみんなできるわけじゃーないと思う。
老後のお金の問題がなくて、そこそこお金に余裕がある人じゃーないと難しいこともある。
里親に迎えたときから病気があれば
そこから旅立つまで、治療費がかかっていく。
飼い主さんご自身の病院もあり、共に暮らす動物の病院にもいかなくてはいけない。
時間もお金も労力もかかってくる。
免許証の返納をすれば、動物病院にどうやって連れていくのか?
など様々考えないといけない。
いろんなハードルはあるけど
それでもお互い残りの生涯を共に暮らすと言うのは
素晴らしいことだなって思ったんよ。