8月の終わりに
平泉世界遺産ガイダンスセンターへ。
道の駅へはしょっちゅう行っているので
完成するまでの間ずっと気になってはいたが
今回ようやく訪れることが叶った。
世界遺産である平泉文化に関する資料や遺跡の展示と
藤原氏の浄仏国土への歩みが紹介されている。
資料を閲覧できるコーナーも設けられていて
関連する書籍を購入できるブースもあった。
ガラス張りの明るい光を受けながら御所跡を眺められる開放的なロビーが
堅苦しいイメージになりがちなガイダンスセンターを柔らげてくれる印象的な空間だった。
何より私が感動したのは自分が今
紛れもない柳之御所跡にいるのだという
900年を経て存在する奇跡のような瞬間。
清衡公はこんな未来を
あの頃想像なさっただろうか。
中尊寺建立供養願文をあらためて読み
清衡公の深淵過ぎる想いを想像する時
はからずも涙が溢れそうになったのでした。
また訪れたいと思います。