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060 Topic: パラソーシャル関係
第60回のトピックでは、まぁちゃんが「パラソーシャル・リレーションシップ」について、お話しました。
考えてみたら、街で有名人に声をかけてしまうこと、そのものがパラソーシャル関係の始まりなのでしょうね。
だって、普通は個人的に知らない人に声をかけることはしませんから。
わたしが高校生のとき、通学路の外苑周辺では、ファッション誌とかドラマとか常になんらかの撮影が行われていて、かなり頻繁にいわゆる有名人を目にしていました。
これはわたしだけでなく、同じ高校に通う子たちは皆そうだったので、「今日は、だれかれを見たよ」という話をよくしていたものでした。
加えて、その周辺は当時、マラソン選手の練習場所でもあったので、「毎日、xx時頃になると、瀬古選手が走ってるよ!」という情報も飛び交っていました。「瀬古選手」と聞いても、若い人はピンとこないと思いますが、当時本当に大人気のマラソン選手だった瀬古利彦さんのことです。
「練習中でも声をかけたら、『ありがとう』って笑顔で返してくれるよっ」と、わたしの周りでは、その感じのよさも話題になっていました。
瀬古選手のファンだった友人のNちゃん、できる限りその時間帯に外苑のコースを通るようにしていたようなのですが、なかなか会えず。
しかし、ようやくそのチャンスが到来、瀬古選手とおぼしき後ろ姿に、ちから一杯「瀬古さん!! がんばってください!!!」と大声で呼びかけました。
くるりと振り返ったそのランナー、ご丁寧に「僕、瀬古じゃありませんよ」と返してくれたそうです。そう、人まちがいだったみたいです。
おそらくこの方も、何回も「瀬古さん、がんばってください」と声をかけられ続けていたのかもしれませんね。
これ、聞いたときは爆笑したのですが、こうして文字にしてみると、まったく面白くないことに気づきました。スミマセン。
(か)
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