【石川県】能登国一宮・氣多大社と氣多本宮(2024/06/06)
今回はテキスト少なめ、写真メインでお送りします。
氣多大社
薄曇りのベールに覆われたような天候のなか、能登国一宮・氣多大社( 旧称は「氣多大神宮」)を参拝。
石柱には、旧社格である「国幣大社」と刻まれています。
現在は神社本庁に属さない単立神社です。
かすれて読みづらい…歴史を物語る由緒書の看板。
「氣多の幸せの大国天」さま。子孫繁栄、開運招福、金運にご利益があると云われています。
静かで落ち着いた雰囲気です。
手水舎に紫陽花やモミジが生けてあって涼しげ**
大黒様の米俵を連想させる太い注連縄。
歴史を伺わせる重厚な門。鋲も芸術的。
能登地震により拝殿や本殿にも修復を要する箇所があるとのこと。
また鎮守の森の維持費も募られていましたので、少額ながら寄付させていただきました。
「ご寄付いただいた方へ」の封筒の中に、「氣」の書の写しやステッカーが入ってました!
手前に柵がしてあり、まっすぐではなく回り込むようになっています。
御祭神は大国主神(オオクニヌシ/大己貴命オオナムチノミコト)
本殿の背後には、約1万坪の社叢林(しゃそうりん)「入らずの森」が広がっています。立ち入り禁止区域です。
森の中の奥宮には須佐之男尊(スサノオノミコト)、奇稲田姫命(クシナダヒメノミコト)が祀られています。
小さいながら綺麗な渓流。「入らずの森」は約三百㎡の広さだそうで、そこから生み出された水だと思うと有り難みが増します。
大きな丸い岩に刻まれた文字は、右から「むすび神苑」と読めます。
「パワースポットの石」と紹介されているサイトが多く見られ、周囲にある小石を拾って大岩の上に乗せると幸せになれるらしい。
縁結びの神様として崇敬を集め、毎月1日に行われる「ついたち結び」には大勢の女性が訪れるそうです。
写真:右側上下=何かの礎石? 鳥居があったのかな、と思ったのですが左右の大きさが違いました。
どっしりとした狛犬様。
占い・神事祭祀の神様「天太玉命(あめのふとたまのみこと)」
位置関係は、このようになってます。
拝殿・本殿 ー 入らずの森 ー 太玉神社
そして、菅原神社。
野面積みのような石垣の上に育った巨木。よくぞ倒れずにここまで大きくなったなぁと感動。
大鳥居を出て回り込んだら案内板があることに気づいた。生け垣に埋もれていて、真下を通ったら半分しか見えない。
正覚院
すぐ隣に、正覚院(しょうがくいん)というお寺があります。
大穴持像石神社
写真がなくてすみません。
地震おさえの霊石と伝わる“地震石”がある神社。
祭神の形代である磐座(いわくら)とも言われ、この石を汚したり触れたりすると祟りがあると云われています。
今回、失念しておりました…。
地震鎮めの参拝は心にあったのですが、離れた場所に別の神社として存在してると知らなかった。
リサーチ不足でした、すみません。
氣多本宮
続いて、氣多大社の元宮と云われている、石川県七尾市に鎮座する氣多本宮へ。
GoogleMAPで確認したところ駐車場がなさそうだったので、近くのホームセンターに停めて(お買い物しました)徒歩で向かう。
神社の裏側に出たようで、正面に行くにはどうしたらいいのか…と迷っていたら、ちょうど近所の方が庭仕事してらしたので尋ねてみたところ、
「そこから入っていけるよ」
「えっ、いいんですか?」
幼稚園(その名も本宮保育園)の脇から出入りできました。
正式には、能登生国玉比古神社(のといくくにたまひこじんじゃ)と称するらしい。
御祭神は氣多大社と同じく大己貴命。
第8代 孝元天皇(紀元前273-158)の治世に創祀されたと伝えられる。
第10代 崇神天皇(紀元前148-30)の御代に羽咋の竹津浦に祭神を分霊し気多神社(氣多大社)が創祀、それから気多本宮と称するようになった。
能登国総鎮守で、上代(平安時代以前)には「能登の大神」と仰がれていた。
<気多本宮 - Wikipedia 参照>
氣多大社 公式サイトに掲載されている由緒と合ってますね。
地震の影響か、地面の舗装もあちこちにひび割れが残っています。
いったい、いつから破損してしまっているのか…
まだ、お口の中の紅も鮮やかな狛犬様。
天正年間(1573〜1592)に、前田利家によって現在地へ遷座。
明治5年3月23日、県社に列し、同39年12月29日に神饌幣帛料供進神社(しんせんへいはくりょうきょうしんじんじゃ)に指定された。
大正12年、神門及び拝殿を銅葺とし、昭和42年より46年に亘り社殿を大修理した。
<石川県神社庁 より抜粋>
こちらの石川県神社庁ウェブサイトには、「能登生國玉比古神社」が鹿島郡中能登町にもあると掲載されてました。
名称は同じなのに、御祭神は多気倉長命(タケクラナガノミコト)、市杵嶋姫命(イチキシマヒメノミコト)、少彦名命(スクナヒコナノミコト)。
まるで違う。
次回は、こちらも参拝しなくては。
* * * * *
御朱印を頂こうと、注連縄が張られた社務所を訪ねたら「こちらは気多本宮ではなく、~~~(聞きとれず)神社です」
(もしかして能登生国玉比古神社と言ったのだろうか? だとしたら「別の神社」という言い方はヘンか?)
「気多本宮の御朱印は、あちらのお宅で授与してます」
教えていただいた建物は一般的な人様の住居に見え、訪ねるのに躊躇したけど無事に御朱印をいただくことができました。
GoogleMAP
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