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沖縄サドベリースクール|宗像蒼さん(3)

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沖縄サドベリースクールの宗像蒼さんをお迎えして「しつもん×探究トーク」第4弾を開催しました。公教育とは真逆の教育方針とも言えるサドベリー教育の体験や現状をじっくりお届けいたします。私たちの中にある「当たり前」が変わるとき、大切にしたいことが観えてくるのではないでしょうか。

<ゲスト講師>沖縄サドベリースクール 宗像蒼さん
https://www.okinawa-ss.com/
21歳 サドベリースクール卒業生
現在は、サドベリースクールのスタッフ、イラストレーター/アーティストとして活動しています。サドベリースクールは、アメリカ(ボストン)のサドベリーバレースクールをモデルにした学校です。サドベリー教育の学校は海外、日本にも沢山あります。沖縄サドベリースクールは、開校11年です。公教育とは真逆の教育方針と言っても過言では無いかと思います。子どもが自ら学ぶ力を100%信頼し、自分の事は自分で考え、みんなの事はみんなで話し合う学校です。卒業生として、また、スクールのスタッフとして、色々なご質問に答えていけたらと思っています。
<対談者>しつもん財団理事 藤代圭一
教えるのではなく問いかけることでやる気を引き出し、考える力をはぐくむ「しつもんメンタルトレーニング」を考案、全国大会優勝チーム、アイスホッケーU14日本代表チーム、さらには地域で1勝を目指すキッズチームまで、数多くの実績を挙げている。現在はスポーツだけでなく、子どもの学力向上をめざす保護者や教育関係者に向けた講演・ワークショップをおこない、高い評価を得ている。著書に『しつもんで夢中をつくる!子どもの人生を変える好奇心の育て方』(旬報社)ほか。

教育に子ども自身が責任を持つ

藤代:なるほどなー。本当はね、こういうこと話そうというのがあるんですよ毎回。これで4回目なんだけど今までの方とも話してきたことがあって、、でもあまり気にせずに、今僕が話したいなーということや蒼ちゃんが話したいなーということをベースにしたいなと思ってます。『今日の私は私が決める』ということ『この瞬間に』ということで。用意していたものをちょっと忘れながらも大事にしたいなと。聞いてくださってる方からご質問もいただいていて。確かにこういう質問はあるだろうなーって思うんだけど。公立の学校を蒼ちゃんは卒業してないじゃない?それで困ったことはあった?

宗像:ないです。

藤代:はい。

二人:笑。

宗像:結構心配される方いますよ。

藤代:へーーそうなんだ。大丈夫?みたいな??

宗像:やっぱりみんなと違うからかな?と。少数派だと思われがち。

藤代:僕も大学を卒業してなくて中退してて、それだけでも大丈夫?って心配されるから蒼ちゃんはもっとだと思うよ。

宗像:そんな心配してないんじゃないかな?心配してる人は蒼のことを心配してるんじゃなくて、自分のことを心配しているんじゃないかな?って思っちゃいます。

藤代:えーー。どういうこと?

宗像:自分に不安があるから。

藤代:あー、それを投影してというか、、蒼ちゃんの題材で話に上がってきただけなんだけど、本当は自分が不安なことがあって、それが言葉として出てくると蒼ちゃんに伝わってるだけで、本当はその人に不安があるんじゃないか。

宗像:うん。なんでしたっけ、質問?

藤代:社会に出て困ったことはありますか?

宗像:困ったことは、、普通の学校、公立の学校?に行ってたら困らなかったけどサドベリーに行ってたら困ったとか、そういう比較できないので分からないです。「困った」って思ったら、その場で調べたりどうにかできるので。

藤代:確かに、そういう意味では僕、公立の学校行って高校から私立行って大学は中退してるんだけど。社会に出て困ったことはもっと英語の勉強しておけば良かったと思って。それって用意されててもしない人はしないから同じだね。

宗像:すれば良かったって、その時にすればいいじゃんて思います。

藤代:うんうん、なるほどね、確かになー。

宗像:その必要になった時が一番、短期間でできるので。

藤代:うんそうだね、吸収率も高くなるし。たぶん一般的に企業によっては大卒しか採用してませんよーとか、そういったことはもしかしたらあるかもしれないけど、でもどうなんだろうね?実際ね。

宗像:もしサドベリー卒業後にその会社で働きたいとかなったら、その会社が必要としていることを調べて、どうしても行きたかったらそれに対応するし、そこを大事にしてるんだったら自分が大事にしていることと違うなーって思ったら別のところを探すかもしれないし、その都度その都度、なんて言うか、ぐにゃんぐにゃん・・・(笑)どうにでもします。

藤代:うん、そうだね。確かに確かに。本当にその時に吸収できるし、本当にその会社に行きたいと思ったら、もしかしたら大卒は募集してないけど応募の書類を送ったりするかもしれないもんね。

宗像:うん、自分はこういうことができますとか、アプローチの仕方変えるのでもいいし。心配することではないかな?と思います。その人が考えればいいことだと思って。もし親だったら、子どもがサドベリーとかよくある教育じゃない方を選んで不安だとは思うんですけど、その子自身がその時に経験していくので、その人の人生なので、その人が決めればいいと思う。

藤代:2つ目の理念にあった「教育に子ども自身が責任を持つ」っていう、そういうことだよね?

宗像:そうです。どっちに行っても、誰も保証してくれるものじゃないので。人生とか。

藤代:そうだねー。僕は逆に「子供の責任を奪わない」って言ってるんだけど。スポーツやってると、ついつい「勝たせたい!」って気持ちが出てくるのね。そうすると、僕なりのアドバイスや視点を持って勝つ方法を伝えて、そっちの方に導くこともあるんだけど。僕もフラットに一員として関わっているなーと思う時はそれでいいと思うんだけど、上から目線で勝たせたいって時ね。そういう時って、もしかしたら負けちゃうかもしれないじゃない?で、その負けるという経験や責任を僕が奪ったということになっちゃうじゃんそうすると。それってやっぱり、子どもたちは自分で決めたことじゃないって思うから、すごく言い訳するし「コーチがそうしろって言ったじゃん!」とか、放棄しちゃうんだよね、責任を。それってすごく大事だなーと思ってて、僕たちがつまずかないように石を取ったりとか、綺麗な道をなるべく歩いて欲しいっていう気持ちは愛から生まれるものだと思うから、悪い訳じゃないんだけど、本当にその子のことを考えてるかどうかって思った時に、ひとつの視点として
「子ども自身が責任を受け取れるようにしてますか?」というのがあるよね。

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みなさん全員のご質問にお答えできるか分からないんですけど、もし聞きたいなーということがあればご質問いただければと思います。サドベリーに対する基礎的な情報は冒頭でもお伝えした通り、ホームページに載ってることとかは今日はあまり触れられないとは思うんですけど、蒼ちゃん自身のこれまでの経験とか感じてることとか、ぜひ聞きたい!ということがあれば質問していただければと思います。

僕も今でこそ、好奇心というものを大事にして、いまこの瞬間にやりたいと思ったかどうか?とか、心惹かれたかどうか?というのを大事にしてるんだけど、27歳位までは全く逆で、社会が求めている自分にならないとダメなんだってずーっと思ってて、価値がないというか、、だからね、家族の中でもそう思ってて、僕長男で、中間子、真ん中なんだけど、僕を家族の中の一員として認めて欲しいから、家計がねあんまり裕福じゃなかったんだよね。でもたまにお寿司とか食べに連れて行ってくれて、弟とかさ、本当何も考えない訳。いくらとかウニとか大トロとか、本当に自分が食べたいものを頼む訳。僕は長男ですから「考えなさい!」と心の中で思ってて、僕は好きじゃないんだけどいなり寿司とかカッパ巻きを頼んでて、お母さんから「いなり寿司好きなの?」って聞かれたら「大好きだよ」って答えてたの。

宗像:えーーー、せつない。。

藤代:それをね、ずーっと26歳位までやってたから。もう何だろ、葛藤してたんだよね。自分と社会に適応しなきゃない自分と。ようやくそう生きられるようになってきたっていう感じ。あ、質問たくさん来てた!

今さ、蒼ちゃんスタッフとして関わってるじゃない?そのスタッフとしての魅力はどこに感じてますか?

宗像:年齢ミックスとか、カリキュラムとか誰からも評価されないとか、そういうのってメンバーたちはサドベリーにきて体験していったら自然と分かってくるんですよ、体感して。なので1回体験してみたらいいと思います。あと、カリキュラムがないし年齢ミックスとか自分に自分が責任を持つとか、そういうのが当たり前の人が増えたらたぶん、肩書きとかそういうので人を見ないので、肌の色とか職業とか、この人はこういう人だっていうのを年齢とか仕事とか肩書きで見てないので。そういう人が増えたら差別とか、そういうのも自然に無くなるんじゃないかなって思います。

藤代:スタッフとして別に関わってもいいし関わらなくてもいい訳じゃない?蒼ちゃんがスタッフとして入ろうと思ったのは何か想いがあったの?

宗像:メンバーとして関わってて、サドベリーの話するのが好きで、こういう感じとか、保護者とか集まった時にサドベリーの話をするのが楽しくて「スタッフとして関わるってどういうことなんだろう?」って思って、で、立候補したって感じ。

藤代:そこに興味があったんだね?

宗像:そうです。やってみたいなーって思ったからやってるって感じ。立候補してもすぐなれるとかじゃなくて、サドベリーは会議を大事にしていて、その会議で承認をもらってからスタッフをしているので、

藤代:えーーー、じゃあ、僕が近くに住んでるんですってスタッフやりたいですって言っても、いきなりスタッフになれる訳じゃないんだよね。

宗像:じゃないです、みんなで話し合ってプロセスを決めているので。

藤代:メンバーも、もちろん入って、だよね?

宗像:うん、メンバーの話し合いです。スタッフとメンバーの話し合いです。一緒に。

藤代:そうだそうだ、今日、何となーく雰囲気が伝わる写真を用意していて。たとえば、これは今何をしてる写真ですか?

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宗像:トランポリンをしているところですけど、これもメンバーが欲しいって言って会議をして購入したんです。水風船を1000個、そのトランポリンに乗せて、これは割れて少なくなってるんですけど、水風船を1000個買うっていうのも学校のお金で買うのか、自分で買うのかとかも会議で話し合って買います。これは学校で買いました。ある子が「トランポリンやってみたい!」とか「水風船置いてジャンプしてみたい!」ということがきっかけで会議が始まって。で、いくらなのか?とか、予算多めにとるのか?とかピッタリでとるのか?とか、学校の運営もみんなでやっていてお金の流れとかも全て共有しているので、活動費が使えるのかどうか?も、みんなで話し合ってます。

藤代:なんかあれだよね、沖縄は分からないけど、サドベリースクールではスタッフのお給料とかもみんな知ってて、

宗像:あ、沖縄も。

藤代:あー、知ってるんだよね?適切かどうかもメンバーが話し合うみたいなのもあるんだよね?おもしろいよね、メンバーが評価しているのは。他にもいっぱいあるんだけど、、これなんかもちょっと素敵だなと思ってて、これはどんなひとコマですか?

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宗像:同じ空間にいるんですけど、それぞれ好きなことを好きな場所で、夢中になってやってる写真です。ドラムやってる子もいるし、窓際で本読んでる子もいるし。

藤代:かわいい~。これはどんなひとコマ?

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宗像:6歳の男の子が地面に穴掘って「秘密基地を作りたい」って言って、「私もやりたい」って言ってやってるところ。地面の中にセキュリティハウス作りたいって言って掘り始めたところ。今はとりあえず1メートル掘りたいって言ってるんですけど、気が向いた時に掘っているので今は40センチくらい掘ってます。

藤代:例えばさ、大人的な関わり方をすると「雨が降った時どうするの?」とか聞きたくなるけど、それは降った時に子どもたちが考えることだからっていうスタンスだよね。

宗像:うん、そうですね。その体験をして学んでいるので。土の中に穴を掘って家を作ることで、土地関係のこと、大家さんが許すのか?とか、体験していきます。

藤代:今ピンときたんだけど、昔、公園でサッカーとかしてたのね。お家の窓とか割っちゃったこととかあったわけ。やっぱそこで、めちゃくちゃビビるじゃん?絶対怒ってる、当たり前だけど。それを自分で責任とるって大事だねって改めて感じた。その時はね、僕たちはお母さんたちに泣きつくっていうことをしたんですけど。笑。そこでお母さんたちに出てきてもらわないほうがよかったなー。

宗像:ふふふ。でも、自分で解決できないって判断して自分のことを分かってたから誰かに助けを求めたっていうのは良いと思う。

藤代:あー、確かにね。確かにそれもあるね。

はい、では、本当はもっともっと見ていただきたいものとかもちろんあるんですけど、最初にお伝えした通り、蒼ちゃんにしか話せないこととか今感じていることを皆さんと共有したかったのでこのような時間となりました。
では、最後のしつもんは、
「今日この時間であなたが感じたことは何がありましたか?」

こんなことを感じたよーということをコメント欄で教えていただけたら嬉しいです。

・自分をもっと見つめていこうと思います。
・大人が求めていることを子どもに押し付けないこと。
・今日の私を私が決める生活を少しでも実践したい。
・私は蒼ちゃんのお母さん世代ですけど、トイレ行くのも我慢して話に聴き入ってしまいました。
・自分を持っているということの強さと広さ。
・失敗を恐れる権利、失敗を味わう権利、それを自他共に提供する時間の保証。
・サドベリースクールを増やしたい。
・子どもの頃の感覚を思い出しました。
・自分は誰のものでもないし、あなたは私のものじゃないということを感じました。
・また穴を掘ろうと思いました。
・今日の私は私が決めるをこれからやっていきたいです。
・自分自身を理解し直すきっかけになりました。
・素敵な学校ですね、蒼ちゃんの話を聞いて一瞬一瞬を自分で決めていこうと思いました。
・大人の都合を押し付けないよう本当に気を付けて接しようと思いました。

続々とコメントありがとうございました。
蒼ちゃんはどうでしたか?あらためてこの時間は。

宗像:おもしろかったです。話してておもしろかった。自分の発言とかって、ちょっと傷つけちゃったりもするのかなーってよぎりながらも思ったことを超ストレートに言っちゃいました。

藤代:それが嬉しいなーと思う。もし今感じていることで、もちろん受け取りたいかどうかは皆さんが決めたら良いことなんだけど、今この場に置いておきたいなーとか、これを伝えたいなーって思ったことがあれば最後に教えてもらいたいのですが。

宗像:『対等』ってすごい大事だと思っていて、子どもをを上にするのも違うし、子どもを下にするのも違うし『フラット』ってすごい気持ちのよい関係だと思います。あとは自分の気持ちとか感じたことは認めていいと思います。子どもにとってこうかなーああかなーって考えるのも楽しいと思うんですけど、んーー、まず自分を認めてくださいっていうか、、向き合うと楽しいです。向き合うことでやっと人と向き合えると思います。

藤代:自分と向き合うことがあって初めて、人と向き合うことができる。

宗像:うん、それを感じてきたので、皆さんも自分の感じたこととかを受けとめればいいかなーと思います。

藤代:喜怒哀楽を表現するって自分から出てくることじゃないですか?ある方によると、例えば僕たちは子どもたちに「泣いちゃダメだよ」とか「そんなに怒っちゃダメだよっ」て言うこともあると思うんですよね。それをやり続けるとどうなるかというと、喜びとかも表現しなくなるんだって。要は、自分から生まれてきた「やりたーい!」とかも表現しなくなるし、したくなくなっちゃう。ひとつの感情とか感覚的なものを抑圧すると他のものも連鎖して止まっちゃうってある方がおっしゃってて。僕は昔そうしてたんだよねー。泣いちゃダメとか、怒っちゃダメとか、自分自身にもそうしてきたなーと思ってて、そうすると他の人にも強要したりそれを求めちゃってたなーって今日あらためて感じたから、まずは自分なんだね。

宗像:うん。そう思います。

藤代:はい。今日はこのような時間を一緒に過ごしていただきましてありがとうございました。このような状況下なので、すぐに見学とかは今はできないので、お問い合わせいただいても「できないですよー」っていう答えが返ってくるかなーと思うんですけども、入学させたいとか、、入学させたいっていうのもおかしいのか、、、子どもが興味を持って聞きにいきたいとか、

宗像:入学検討者

藤代:であれば、今は受け入れているんだよね?

宗像:はい。

藤代:もっと知りたいと興味をお持ちの方は先ほどご紹介したホームページをご覧いただいたり、サドベリースクールの理念、考え方とか大枠のところは本も色んなところから出てますので、

宗像:「世界一素敵な学校」っていう本が1番いいです。1番いいっていうか、ボストンのサドベリースクールの方が書いてるので、そこに共感したならもっと探究とかしてみればいいんじゃないかな?と思います。あと親子関係で言ったら、吉田晃子さんと星山海琳さんの本もおすすめです。沖縄サドベリーのホームページにも載ってるのでみて見てください。

藤代:では、今回も最初にお伝えしました通り「しつもん×探究トーク」ということで、今日はほとんど「しつもん」とか「探究」には言葉としては触れずに、この時間を最後まで迎えた訳ですけれども、エッセンスというかヒントみたいなものは僕はたくさんあったんじゃないかな?と思うので、直接的なものではないにしろ蒼ちゃんが表現してくれたことから、皆さんが感じてくれたことが1つでも2つでもあったら嬉しいなと思っております。蒼ちゃん、最後に一言いただいてもいいですか?

宗像:サドベリーに興味が湧いた方はぜひ調べてみてください。おもしろいので。

藤代:この時間をご自身の何か、きっかけにしてもらえたら嬉しいなと思いますし、今日の午後『今日の私は私が決める』ということを頭に少しでも残しておいていただき、過ごしていただくきっかけになったら嬉しいなと思います。今日はありがとうございました。蒼ちゃんもありがとうございました。

宗像:ありがとうございました。

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〜After Talk〜

藤代:みなさんからたくさんコメントをいただきました。「グサッときました」という方もいましたよー。「私は私でいいんだなーと思えた」という方もいらっしゃるし「我慢をやめたいと思います」という方もいます。

・自由と責任、これからの子育てに生かしたいです。
・耳が痛かったりグサッと来たりしましたが、本音で話してもらえて大事なことにたくさん気づかせてもらいありがとうございました。
・忘れていた大切なことを思い出しました。

あと1~2分したら、この場を閉めたいと思います。
あーー!これはもう余談トークね。
いただいていた質問で触れられなかったことがあったんだけど、、

「大人たちが夢を聞きがちなことについてどう思いますか?」

宗像:あーーーー!!

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二人 わははは。

宗像:うん、たぶん本当は興味ないんだろうなーっていう人もいるし。なんか夢っていうよりか今好きなことを聞く方がいいんじゃね?って思う。なんで未来やりたいことを聞くんだろう?っていうか、、その求めてるのが分かるから、すごい悩んでる時期とかもあるので、そのしつもんを聞いてめちゃくちゃ嫌な気分になったこともあるし、でも普通に蒼が興味を持っていることを知りたいっていうフラットな感じで聞かれると自然と話すんですけど。あ!そうだ!大体聞いてくる人ってそういう関係じゃないんですよ。

藤代:笑。

宗像:そんなに仲良かったっけ?みたいな。

藤代:突然??笑。

宗像:いきなり会って好きな人いる?って聞くみたいなもんだと思います。

藤代:確かにそうだよね。あなたには言いませんけどって。笑。
ミヒロさんからもありがとうってコメントきてます。

宗像:見てたんだ。

藤代:心に響きました、ありがとうございます。って皆さんからコメントいただいてます。では、配信はここまでになりますので、皆さん良い午後をお過ごしください。ありがとうございました。

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あとがき&動画の配信について

今回の対談では、教育についての新しい視点を得ることだけでなく、自分自身と向き合うきっかけがたくさんちりばめられている時間となりました。

私が21歳のころ「自分のことをよく理解しているから」なーーんて言えなかったし、そもそもそういう思考回路すらなかったように思います。自分を知ることにフォーカスしたのはずいぶん大人になってからのこと・・・自分の不安や自信の無さをつい誰かや何かにぶつけてしまうことで相手の芽を摘むような大人にならぬよう自分と対話していきたいなと感じました。

純粋で素直な蒼さんの言葉には「自分にとって大切なことは何だろう?」ということを私たちに問いかける力がありました。言葉を丁寧に選ぶ姿が愛おしかったです。(高橋香織)

【動画の配信について】
これまでの「しつもん×探究トーク」の動画は、ご希望の方に1,000円にて配信しております。お預かりした受講料は、しつもん財団への寄付として受けとり、今後の運営費に充てさせていただきます。

各回のトピックも記載しましたので、興味のある動画を選びやすくなりました。一度購入されると繰り返し何度でもご覧いただけます。
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