【感想】クナド国記
無料ゲームの去人たちの次、クナド国記となしました。なんか克さんが担当したこのメーカーの最後のゲームだと思いましたね。そして、ついにやりきれました。それでも、全て消化されたとは言えないですが。(汗)それはさておき、この個人の読後感は賛否両論ですが、どうなったかご覧ください!
これからは一部のネタバレが含まれます!《ご注意を!》
あらすじ・世界観
あらすじ
さっと読んでみれば、ポストアポカリプスなんですね。現実の現時点での文化、文明が次第に滅んで、しかも、人類の間で戦争、物資掠奪が起こってしてしまった世界。それに、一部の人はその次代から残った知識、技術を拒絶して原始時代みたいに生活を送ることです。転換点が訪れるのは主人公が1000年の凍結から覚醒した後ですね。
世界観
世界観には最初に思い浮かんだのは平安時代っぽいだと思うでしょう。そうです、私もこれ初めて触ればそう思いましたんです。(笑)実は世界観は今と遙かに隔てて未来の時点です。主に、ほぼのメインキャラクターにいるのはカントの街。その街も3層で出来ていました。上層はこの街の要の王宮、中層は職人街、そして、下層は農地。これ以外は大自然と遺跡です。
優里
共通の後、最初の分岐へ導入して、その最初の分岐は優里のルーツに入ることになります。最初は優里の選択肢を選ぶかないかのうちに、突然甘々シーンに入りました。驚きましたね。なんでこんなに早いかと。(笑)そして、内容はかなり真面目ですが、なんか物足りない気がしました。生まれから全然見覚えのない実父と久しぶりに拳を交わって、そして、その人に実父と気付くと、叫んで周りでお父さんを探しました。それでも、彼女の照れ屋は結構味わってもらいました。
茜と葵
優里の分岐から二回目の分岐まではこの双子のルーツへの導入で、二回目は双子の分岐で、双子のルーツがここから始めます。個人的にはこの双子のルーツが一番好きだと思います。道中はかなり熱烈で、その双子の拮抗の勢力、双璧といっても過言ではないんでした。そして、双子は魚心あれば水心ですから、どの側が欠くと、戦えないでしょう。ルート内ではたまに主人公をからかったり、遊んだりしますが、興味が湧いてくるところは偶然前時代の人の連絡と繋がって、その前時代の相手と掛けられます。未来にいる主人公と双葉は前時代の人を未来にあるものを語って、最後には忠告します。
春姫
最後に、春姫。ルーツの最初には春姫のルーツは夏姫という春姫の姉の過去と真実を遡って語りますが、春姫の生まれはかなり予想外でした。普通に妊娠から生まれることじゃなく、言霊で命を作り出すことです。魂だけでなく、臓器、骨、筋肉、血脈、皮膚まで言霊だけで作り出しました。こうできたら、肉親になって、妊娠になるのは無意味になってしまいしましたね。(汗)過去の話が終わった後、春姫が数匹の鉄鬼を摘発して、街で知らせます。それからは主人公と夏姫の個人戦に展開します。夏姫しか知らない真実も、この夏姫との拘りも段々暴き出しました。少し曖昧ですが、一応伝わりました。そして、終わりの近くには主人公は無事に帰還できました。
起承転結
起承転結といえば、起と承は悪くなかったですが、転と結はなんかルーツずつにバラバラだと思いましたね。ときどき曖昧になりますし、再読も必要でした。結は総合的に茜と葵という双子が一番好きでした。少し外れたが、優里と春姫に比べればこの双子ルーツはとても楽しかった。
総評
展開は普通に良かったです。しかし、終盤はルーツによりますが。各ルートには好きか好きじゃないかは人々によりますね。因みに、戦闘シーンも躍動感に漲りました。特に茜と葵ルーツへの道中の戦闘。毅然としたと感じられて、死鬼の恐ろしさに感じました。この部分は八之神の全員がよく布石を打ってきましたと思います。