【ノベルゲ長文感想】穢翼のユースティア(ネタバレあり)
このゲームは知り合いから貰ったゲームです。3ヶ月前に貰いました。差し入れとして買ってきて、僕に贈るなんて思いませんでした。1本だけじゃなく、7本でした。加えて、一昨日交換しに行った時も3本獲得しました。(笑)凄く積んで積んでいくんですものね。それでも、一日中知り合いさんからお世話になりました。話を掛ける時は、なんかとても話が咲いた瞬間かもしれません。
次の下記はこのゲーム内容についての感想です。今回の感想文には多めの【ネタバレ】がありますから、念の為、ご注意ください!
内容
ゲーム内の内容はたくさんの抱いている沈鬱、絶望感で始めました。各々チャプターの途中では、主人公の判断、成長が次第に明確になりました。そして、キャラクターからの推察は伏線が現れ、回収でき、従って、各々チャプターにある謎々が順調に解きました。しかし、時折難攻不落な展開とか、予想外の逆転した展開とかも交互にありました。
そして、主人公が上層階からの内容は結構「象牙の塔」という諺を体現するかもしれません。自分の利益に優先する貪る悪役のキャラたちはなかなか歯応えでした。主人公を権謀術数で干渉しようとすることとか、主人公の動きに機敏に行動することもすごく緊張でした。
世界観
世界観にはこの国の町は2段階がありますが、突然大崩落における一部の下層階の街区が崩れたせいで、大切な両親、恋人などが失い、貧窮、飢饉が起きてしまいました。それらから解放されるためには奪い合うことになりました。そして、かつて下層階だった街区は牢獄と呼ばれます。それを伴い、住民の習慣、考え方も一変されました。主人公も含まれています。
下層階の街区と上層階は依然として変わりませんが、前述したことのため、この国では矛盾が生じて、一目瞭然になりました。
登場人物
このゲームに登場する人物は5人がメインキャラ、そして、3人がサブキャラでした。しかし、サブキャラの3人がアフターストリーのみからプレイできます。それぞれキャラのルートを進める方法と解除方法は強制的です。英語圏からこの強制的進め方と言えば、Ladder Structureと言います。梯子を上るみたいに進むことを意味します。このブログではメインキャラクターについての感想だけ書きます。
フィオネ・シルヴァリア
羽狩りという組織に所属しているキャラクターです。実は彼女は組織の隊長ですが、ルキウス卿が来てから、隊長から副隊長に降格しまいました。性格は組織自体に誠実で、隊員の全員には頼もしいように見えました。主人公にも頼りになります。
彼女のルート内では全ての謎の発端と言っても過言ではありません。疑わずにはいられない糸口、手掛かりから始まり、遡った過去と相俟って、かなり感情移入できました。
最初の割に、出来のいいなんて意外ですね。
エリス・フローラリア
かつて娼婦だったで、ある日、主人公のある事情で身請けされたキャラクターです。身請けされてから、医者としての生業を向いて、それで生きています。主人公への独占欲が強かったです。ティアに対する呼び方は小動物です。なんか驚愕させました。そんな呼び方で。
ルート内では凄く人生を鼓舞してくれたかもしれません。価値観、これからの道、どう決まって歩み始めるかとかの描写に押さえつけられました。なんかこれからの人生を見直すほどでした。個人的にはエリスルートも感動しましたが、まだユースティアほどなかったです。
聖女イレーヌとラヴィリア
聳える聖域の最奥にいて、牢獄民、下層民からの信仰を中心にした第29代聖女です。彼女の側にはお付き合いのラヴィリアがずっといてくれました。性格と言えば負け嫌いで、時には誇張しましたが、暫く経つと、主人公を段々頼りになりました。
ルートに入った前には一番衝撃的な展開でした。不慮の不謹慎な出来事と同時にずっと信仰を持った庶民が雲散霧消したことや、信仰の代わりに怒髪衝天、憤懣が湧き出しました。そして、数軒の家が瓦礫に、犠牲者数も…
ルート内では凄く信仰、信憑性、敬虔な祈りを述べました。鵜呑みにして信仰を持て、ばどうなるかことは結構総鳥肌を立たせました。余計な信憑性とか、半信半疑のこととかをよく述べました。そして、最後には蜥蜴の尻尾切りされるという諺も明瞭に見えました。
リシア・ド・ノーヴァス・ユーリィ
最上位のメインキャラクターで、第一王女でした。見た目は子供ですが、内心は凄く強い志を持って、初志貫徹してくれました。彼女の成長は凄く早いことと主人公の棲み家を見学してくれたお蔭で、下層階と牢獄階からの問題を全部把握できました。
最初に出会った時から主人公に自惚れました。従って、主人公との距離感が飛躍的に縮まってきました。一方で、たくさんの背景からの意図的な干渉、妨害が現れました。
ルート内では多分一番激しいルートと思います。ずっと隠れていた襤褸が次第に出ますし、鬱勃と盛り上がる闘志と国民への捲土重来がはっきりになって、激しい渾沌になってしまいました。
ユースティア・アストレア
このゲームの中枢のキャラクターです。序章で主人公が偶然出会った時は、たくさん怖い雰囲気を醸し出しました。それでも、主人公が拾って、治療し、育てることも、世間を学ぶこともたくさんの経験を積んでくれることも、ティアとしては大変お世話になりました。そのずっと進め続けたシーンが可愛かったです。
途中ではなんか憐憫になって、泣かずにはいられませんでした。一得一失と言っても過言ではありません。
彼女のルートはゲームの要です。ユースティアのルートにとっては佳境から進できたクライマックスの頂上から解放して、最初から結論してきたルートでした。愛別離苦と感じても、感動でした。
起承転結
このゲームの起承転結と言えば、凄かったと思います。起と承と転は時には激しくになったり、鼓舞してくれたりしました。結の結末も前述した三つのものと同じ出来のいいでしたが、個人的には、ちょっと急変しすぎるかなと思いました。それでも、結末は分かりやすいですし、王道的に感動できました。一番好きなのは解決した時から残っている手掛かりの破片を次の展開で紡いで込みましたことです。
音楽
このゲームのOPは「Asphodelus」と課題にされました。歌詞と切ないな旋律と相俟って、時には戦慄させました。もっと調べると、この曲名は花の名前で、花言葉は「わが後悔は死ぬまで汝につきまとうであろう」とか「生涯信じています」とか善し悪しですが、人々の捉まえ方によるかもしれませんね。
EDは今後の状態ととても合ってました。一層一得一失を感じさせました。
総評
言うまでもなく、私的の殿堂入りしました。大抵はとても出来のいい作品でした。しかも、この作品は流石はその時のスタッフさんの努力、協力の結晶でした。緩急もいいですし、伏線回収もできますし、没頭できて、凄く警戒感と緊張感が出ました。それに、選択肢が凄く慎重になって、躊躇わせてしまいました。多少展開に影響を及ばしました。
背景とキャラクターデザインは遠近法をよく使っているし、立体感があるように見えました。効果音とか、特殊効果も丁寧に作ってきました。それへの細緻、細やかさも見えました。
プレイする時間と各サイトでの点数
プレイする時間:57.5時間 (24/01/02~24/01/21)
エロゲームScapeでの点数:89/100
VNDBでの点数:9.2点/10
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