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【感想】車輪の国、向日葵の少女

少女☆歌劇 レヴュースタァライトを続いて、このゲームを決めてプレイし始めました。このゲームを選んだ理由は田舎で望郷の念を抱かせる風景と向日葵の花畑に囲まれることが相俟あいまって、ゲーム現時点の季節と現実の季節を合わせたいだなと思います。(タイでは完全に雨季なのにねぇ。(汗))

さぁ、これからは感想となります。どうなるかお読み続きしてください。


これからはネタバレ感想となります。ご注意ください!

あらすじ・世界観

あらすじ

初夏。 
罪を犯すと『特別な義務』を負わされる社会。
罪人を更正指導する『特別高等人』という職業を目指す主人公・森田賢一は、
その最終試験のため、とある田舎町を訪れる。
『1日が12時間しかない』『大人になれない』などといった義務を負う少女たちと学園生活を送るが、
『恋愛できない』少女・夏咲と出会ってから、賢一の歯車が狂いだす。
崖にひっそりと建てられた自分の墓、山間洞窟に隠された父親の遺産が次々と賢一を追い詰めた。
贖罪しょくざいを問われた男が見た、車輪の国の真実とは……。
重厚な世界観を軽妙なタッチで描いた、感動のヒューマンドラマ。

公式サイトより

作品紹介のページに書いたあるあらすじです。斜め読みした限り、ある国にはどんな罪を犯すと『特別な義務』を負わさればならない制度があります。このゲーム義務というものは確実に「罰」といっても過言ではありません。それぞれ義務の内容は犯した罪によります。例えば、『大人になれない』という義務は両親である保護者の命令は絶対で、逆らっていはいけないということです。

世界観

OPの前のシーンの一つ

世界観はかつて主人公に住んだことあるとある田舎です。この場所はシンプルに、単に故郷に見えますが、実はこの場所は昔からの裏秘密、いろいろな惨事が起こっていて隠れています。外観はそう穏やかに見えるのは無理もありませんね。

序章〜第一章

序章と第一章は主人公が『特別高等人』の最終試験に合格するためにこの田舎に参って、いろいろな日常的な雰囲気が続いてきます。でも、最初なのに、南雲えりというキャラクターが少し着くのが遅れて、主人公はその無様な光景を見て抗えなかった状態になりました。なんか急に圧迫感が来ましたねぇと。

そして、第一章に入ってきました。その時点では主人公が編入生として、この田舎の唯一の学校に入ってきました。周りのキャラクターは都会からの編入生みたいに扱われました。その理由は現時点の主人公と子供の頃の主人公がすごく変わりましたね。顔つきから名前まで。それでも、この章の最初はまだ日常的で、次に監視することになるキャラクターを紹介しました。真剣になったのはこの章の最後、不意に義務を破れた時、とっつあんに呼ばれて、暴力にお仕置きされました。これ展開からは各々義務を負っているキャラクターの監視が始めます。

第二章

第二章では主人公が『1日に12時間しかない』という義務を負っている少女、三ツ廣さちを監督することになります。彼女自身は超元気で、毎回流行る言葉を付けて話します。流石にギャルですね。授業ではよく居眠りしたりしますが、テスト点数といえば高点数取っていた。さちの側には南国から来たまなにいます。さちが眠りに落ちる中、バイトをしてさちのために貯金して、いつかさちの描いた絵を見たいと約束しました。

絵を見たいという点はなんかとても悲しいかぎりです。調書に絵で受賞したことあるのに、なぜこんな一変をという点も頭に浮かべました。義務を解消する時とまなが買われる時は凄い板挟みの瞬間でした。さちに絵を描かせて3日間で完成させろと命令を下した。圧迫感と板挟みがぶっつかる時、こう受けるしかないんですね。最後に無理やりして間に合わなくても、絵が完成させて、一方で、無駄に時間を使う癖も矯正されましたね。時間の大切さよく教えました。この章で。

第三章

第三章ではさちの監督が終了して、続いて灯花の監督をすることになります。個人的には超ツンデレで、主人公が灯火をからかう度に、必ず「ぶっ殺すぞ」と言い出します。そんな口癖は主人公の姉である璃々子から教わって覚えてしまいますね。こんな伏線回収な繋がりとはなかなかよく描いていました。(w)そして、彼女の裏には家族内の罅割ひびわれの描写はとても面白かったです。

彼女の義務は「大人になれない」です。要するに、義務を負っている彼女は両親の命令が絶対で、逆らってはいけないということです。試験の成績と相俟って、負っている義務がにも増して強調されたんです。生活ではコンビニの食べ物で適当に過ごしていました。キッチンに起こったことを蘇えさせないよう、ずっとこうしていましたね。彼女を監督したばかりにはなんか制限しすぎないかと心配させました。勉強重視すぎて、頭脳が疲労困憊になっちゃうぞとこう呟きました。そして、国籍上のこと灯火はどっちの母親と一緒にいたいのかのも、いよいよ爆発的に出されました。憤慨、後悔。最後に義務が消える直前も又出しました。大子が机の上の皿を散らかしながら、灯火は涙ながらに笑って両側の腕を出して抱えようとするシーンはすごく感情移入して感動しました。

第四章

もうすぐ終わりの第四章。主人公が幼馴染である夏咲を監督するになります。先の怒濤どとうを過ぎるか、収まると、次の怒濤どとうと出会うのようですね。今回は「恋愛ができない」という義務です。この義務は同性の相手が無効化ですが、相手が男性になると相手が夏咲と共に収容所に送られます。さちと灯火を負っていた二つ前の義務に比べればこの義務は一番最悪だと思いますね。しかも彼女を一変させます。

最初から途中までは話したり、相槌を打ったりしますが、状態は変わらないだけでなく、さらに悪化する。主人公が会話を始めるとき、何かを訊いたら、夏咲は目を下ろしてギョロギョロしがちです。顔を上げるのを怖がっています。途中では義務解消が難しくなって、彼女の精神もその変化と共に崩れてきます。もう幼馴染の頃、と今の状態、一変しすぎます。主人公から避けて、段々離れて遠ざけます。相槌も一つありませんでした。主人公が何かを考えて、夏咲の義務を解消してあげたいと。その展開に喜びました。遂に来たのねと。法則上での解消は無理難題だせいで、破れざるを得ありません。その末に、両側の腕で夏咲を抱え込みました。翌日になるとやばいなことになると予感しました。

第五章

第五章では主人公の子供の頃からずっと離れていた璃々子姉と再び出会いました。磯野の協力のお陰で、隠れ拠点にいてくれました。しかし、その外は、意外に警察団があっちこっち町全体を警邏けいらしています。最初にさちと灯花を警察団に溢れるから助け出しましたが、夏海が助けられず、すぐの公開処刑のために捕まれました。幸い、璃々子姉はその側の情報を手に入れて、夏咲を助けて、法月に時間を稼ぐ作戦を練られました。

公開処刑当日になると、作戦通り分けて、あっちこっちに回ります。最初に磯野とさちが断頭台にある場所の前に離れて大声を叫んで、灯花は璃々子に扮装して屋上にいて、そして、主人公周りの警察を気絶させて、地下への扉を探します。でも、もう少し完成したなのに、法月にバレてしまいました。そして全員が投獄されました。食料もない牢獄で空腹感を耐えて、璃々子の方がサンドバッグみたいに蹴られて、扱いされていました。すごく惨いあまりに、無様な様子を連想させました。そして、法月を主人公の神経を壊す瞬間、罠に掛かるように形勢逆転。無事に脱獄できました。洞窟を潜って、町外の出口を見つけて、一人ずつ登り上がります。そして最後に、牢獄にいっていたせいで、全身がボロボロ、満身創痍まんしんそういの状態で、主人公におんぶして一緒に登り上がります。そのシーンは佳境の中で進めて、その後解放したからで、登っている間に、苦艱を耐えて、障壁、障碍物を乗り越えて、そして、外の陽光が差し込んだのがそろそろ見えて辿り着きましたのが期待感が湧かせました。

起承転結

進め方と起承転結は緩急がたくさんあります。最初にある章に入って、佳境に入って、そして、解決に着きました。ルート別々の分岐もありますが、結局終わりは同じなんです。エピローグでかが違っています。このように終わりまで繰り返しますね。それぞれの佳境にはそのキャラクターのクライマックスがあって、様々な伏線を張って回収できます。転と結はすごく感情移入させて、期待感を抱かせて、感激しました。

総評

全体的には優作と秀作の間で、皆さんに是非やってみたいと思います。キャラクターの精神描写、感動系で、合わせて作り出しました。感情移入と期待感に溢れる展開、名言、格言が多すぎて、全部覚えられないくらい面白かったです。時には望郷の念を抱かせてきました。さすがに不朽不滅の神ゲーでした。

総プレイ時間と各サイトの点数

プレイ時間:29時間57分(24/08/14~24/08/21)
VNDB:8.0/10
EroGameScape:80/10

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