3月の別府をひとり歩く
3月。大学受験が終わり、あとは合格発表をまつだけ、という時期に、そわそわしすぎてしまって、今は実家になってしまった家から飛び出して、大分県は別府をひとりで旅してきた。ひとりなのは、ただただ急に飛び出してしまったというだけなのである。楽しいからひとりで全く良いのだけど。
朝の飛行機で大分空港に向かう。大分空港からはリムジンバスで別府へ。11時には着く。
別府駅からバスに乗り、海地獄へ。別府といえば地獄めぐり。7ヶ所の地獄を全て巡れる共通チケットがあるというので購入。よくできた観光地だと思った。観光客への情報供給という意味でも、他の意味でも。
まずは海地獄へ。コバルトブルーっていうの?わからないけど、自然にこんな青色をみいだしたことはない、新鮮で美しいというか若干神秘的な風景。
隣の資料館に入る。近世には地獄なんていうのは農民からしては厄介者だったとか。そらそうですな、作物育ちにくいよな、と思いつつ、観光地と(昔の)地元民との関係というのを見るのは興味深いと改めて感じる。
地獄めぐりを続ける。
地獄は大体徒歩で巡れるのだけど、血の池地獄と龍巻地獄だけは離れた場所にある。付して言えば、この2カ所は近接している。ということで血の池地獄に向かう。血の池地獄前にあるレストランで飯を食う。
鶏天とコロッケの定食。体にいい感じのこだわった料理を出す、イマドキなおしゃれなお店。なかなか満足。最高。
腹ごなしを済ませ、血の池地獄へ。
うん、赤い。
次に、龍巻地獄へ。ここは要するに間欠泉らしく、数十分に一回噴き出す、というので20分くらい待ってみた。
こんな感じ。
地獄めぐりも終えたので、次は展望台へ。貴船城入口バス停からしばらく歩き、「湯けむり展望台」へ。
温泉街から噴き出す煙が見られてなかなか。しかしど逆光。明日の朝来ることにする。
日本一周ひとり旅中!みたいな若者に声をかけられたので、写真を撮って差し上げる。頑張れ!とは思うけど、この展望台からスマホで写真を撮ってもズームが足りなくてよくわからなくなってしまうんじゃないかと、申し訳ない。おにいさんが「良い感じです!ありがとう!」と言ってくれたから良いのでしょう。よくわからないままに撮っちゃって、ごめんね。
ホテルに帰る。夜飯を食う。写真はない、ごめんね。
風呂に入る、もちろん写真はない、ごめんね。
早く寝る。
翌朝、早く起きて別府駅前から鉄輪温泉へ向かうバスに乗る。のんびり散策しつつ、昨日ど逆光だった湯けむり展望台へ。
順光だけどね、朝だからか湯けむりが足りないのよ。まあ、温泉街のうごめきみたいなのを感じられた気がするので、十分すぎるくらいオッケー。
鉄輪のまちの中では、そこらへんから湯けむりが出ている。ネコさんも地面が暖かくて気持ち良いのだろうね。
まちの銭湯みたいな感じでいいじゃん!あとで入ろう。(あとで;6時おきで9時まで散策していたので、腹が減って仕方がないのだ。)
というわけで「地獄蒸し」を。朝イチだったからか他の客はおらず。
ここは蒸したい食材を単品で選んで釜で蒸してもらうスタイル。
肉まんと ちまき と卵をチョイス。炭水化物ばっかり
で、調味料はご自由に!という感じで置いてあったのだけど、その中でも「かぼす胡椒」が最高によかった。柚子胡椒のかぼす版。香りが全然違う。土産確定。購入。後ほど、好評につき実家にて一瞬で消費される。
別府駅前に戻る。市営浴場?みたいなところへ。うん、味がある、すごい求めていた感じ。語弊を招きたくないので程々の表現にしておくけど、スーパー銭湯とは全く違うよさ。地元のおっちゃんたちと同じ屋根の下でのんびり。
のぼせる寸前まで風呂に入る。このあとどうしようかなと思ったけど、昼飯を食べて良い時間になっていたので帰路に着くことに。高速バスで福岡空港へ。
福岡空港の「三日月」へ。約1週間ぶりの三日月。あんこと生クリームが挟まれたクロワッサン。帰ったら走りにでも行け自分。
なんか写真スポット?があるらしいので、暇つぶしに行ってみる。ド逆光だけどまあいいか。
温泉とにゃーんに癒された。また行きたい。
おわり。
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