始めてのMRIで映っていた病巣
はじめましての方もそうではない方もご覧いただきありがとうございます。
多発性硬化症(MS)の記録を残す為に始めたnoteですが、今回は少し脱線します。
初めて撮ったMRIには病巣が3つあったことは前に記録として残しました。
2つは左右前頭葉に1つずつ。
そしてもう1つは右の後頭葉。視神経に関わる部分。
MSに大きく関わっているのは右の後頭葉にある病巣。
そして、前頭葉にある2つのうちの1つ…
これはMSとはまた違うもののようです。
脳外科の先生の話では、疑われるものは脳動静脈奇形か海綿状血管腫のどちらかだろうと。
脳動静脈奇形は、本来動脈と静脈が毛細血管と繋がっているべきものが毛細血管が作られず、直接動脈と静脈が繋がってしまっていて、ナイダスと呼ばれる異常血管の塊になってしまっているもの。
10万人に1人という稀な血管の病気で先天性のもの。
破裂する頻度は毎年10万人辺り1人。
よく発症するのは20〜40歳で男性に多い。
海綿状血管腫は、海綿状に膨らんだ異常血管の塊。
人口の0.5〜0.8%の人の脳に発生するようです。
その中で、症状を呈する症例は20〜30%。
診断されるのは、30歳代に多い。
検査をしてどちらなのか診断することは出来る。
脳動静脈奇形なら年齢的に手術はせず様子見。
海綿状血管腫なら逆に手を加える(手術をする)方が危ないこともある。
どっちだったとしても経過観察。
今すぐどうにかしなきゃいけないような感じではない。
MSの疑いがあるからMS優先で落ち着いてからで良いのでは。
そんなような事を説明されたような記憶がある。
(1年以上前の事なので曖昧です…)
後頭葉はMS疑い。
前頭葉の1つは脳動静脈奇形か海綿状血管腫疑い。
前頭葉のもう1つは何なのだろう…
まだ検査入院前の頃だったけど、3つのうち2つは分かってきた。
そして自分でも調べていたから、MSは20〜30歳代の女性に多いと言うのも見た。
私は女性だけど40歳代…
他にその位の歳の人いっぱいいるのに何で40歳代の私??
髄液検査と採血の結果が出て紹介状をもらい大学病院に検査入院が決まったのに、私そんなに若くないし…きっと違うよね。
なんて思っていた頃だった。
それにしても、私の脳はいろいろありすぎではないか…
MSは今患者数が増えてきているけれど、脳動静脈奇形や海綿状血管腫は先天性の稀な病気。
同じ10万人に一人の確率なら宝くじに当たりたいものだ…
読んでいただきありがとうございます。
次回は検査入院の事を記録として残していこうと思います。