時刻表の旅vol.7。1980年8月愛知県の大高駅から札幌駅を経由して根室、厚岸、そして札幌へ。
皆さんは時刻表の旅ってご存じですか。自分の最寄りの駅から目的地まで、時刻表の中で旅をします。ここからあそこまでは特急にのって、あの駅で乗り換えて、今度はあそこまでこの電車で行く。実際やってみますね。
見方:乗車駅名(出発時間)電車名(到着時間)到着駅
今回の目的地
日本最東端、日本で一番早く朝日を見ることができる納沙布岬と、大好きなウィスキーの蒸留所「厚岸蒸留所」、そして1980年10月のダイヤ改正で運行を終了した「くろまつ号」に乗ってみたいと思います。
いつものように、時刻表だけ当時のもの、その他お弁当とか現地の情報は執筆時点のものです。
大高から札幌は下記時刻表の旅vol 3と同じルートで行き、札幌で祖父の家で一泊して出発する前提です。
札幌(21:35)急行狩勝7号(6:15)釧路
狩勝7号はA寝台車、B寝台車、グリーン車、普通車(全席指定)の編成です。当時の編成のB寝台車はスハネ16だったようです。札幌駅で「石狩鮭めし」弁当とサッポロクラシックビールを買って寝台車へ乗り込みます。当時はまだ石勝線(開通は1981年)がなかったため、滝川、富良野経由で釧路へ向かいます。
釧路(6:25)急行ノサップ1号(8:54)根室
乗り換え時間がわずか10分ですので朝食はお預けです。ジャパニーズウィスキー「厚岸蒸留所」のある厚岸を通り、根室本線の終点根室駅へ向かいます。根室駅から納沙布岬まではバスで45分。
根室(9:05)根室交通バス(9:50)納沙布灯台
納沙布岬に到着です。
納沙布灯台(12:30)根室交通バス(13:15)根室
根室で遅い昼食です。根室駅前の「根室海鮮市場」で新鮮な海鮮の昼食を頂きます。
根室(14:00)238D(16:04)厚岸
ジャパニーズウィスキー「厚岸蒸留所」のある厚岸で途中下車。蒸留所の見学は今はできないようです。
厚岸(17:17)240D(18:16)釧路
釧路へ戻ります。
釧路(19:00)からまつ(5:36)札幌
普通「からまつ」小樽行きに乗ります。小樽の到着は6:42です。普通列車ですが、各駅停車ではありません。また寝台車もついております。1980年10月のダイヤ改正で運行を終了しました。釧路駅で「花咲かに丼」弁当とサッポロクラシックビールを買って乗り込みます。札幌まで10時間36分の旅です。
まとめ
札幌の祖父の家を起点に、札幌から根室、厚岸、そして札幌へ2泊3日の旅でした。2泊ともB寝台車という今ではすることが難しい素敵な旅です。いつか納沙布灯台と「厚岸蒸留所」には行ってみたいものです。
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