仮面
あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
年末は久々に最初から最後まで紅白を観た。数年前まで"笑ってはいけないシリーズ"を観つつ、色々な番組をザッピングしながら年越しをしていた。音楽活動していながら紅白を観ていないヤツなんてそうそう居ないだろうけど、最近の紅白(この言い方もキツい)は、1年を通して話題性のあったアーティストがたくさん出る場所でもある。いや、なんでのほほんとしながら紅白観とんねん。本来ならテレビのあっち側にいなくちゃいけないだろ!という変な邪念がまとわりつき、テレビに文句を言う厄介者になり、心から楽しく観ていられない気持ちになっていた。今年は、ちょっと観てみるかという突然の心変わりだった。
お笑い好きとしては、有吉さんと内村さんが紅白に出演しているという世界線が、既に涙なしでは語れない(だって内Pやん…)が、やはり歌というものは、言葉にできないパワーを持っている。今はどんな番組でも賛否が目立ち、炎上し、言葉に仮面を付けながら発信しているアーティストや芸能人がたくさんいると思う。私でさえそうだ。それでも、歌を届けることは聴き手の心を動かしてくれる。事実、しばらく紅白を観ていなかった私の心を動かしてくれた。具体的にどんなことを思ったかと言うと、「紅白に出たい」だった。
今までそこまで思っていなかったし、公言したことはなかった。もちろん出られたら最☆高とは思っていたが、自分のためではなく、ファンの方や今まで関わってきた人たちへの"恩返し"でもあると思った。人生のひとつの目標に刻まれた年末。私は周りのアーティストよりコミュニケーション能力に欠けているし隠キャだし塩対応だし怒りの沸点が低すぎるが、変わらず自分の曲と歌だけは自信を持って届けて、心を動かす存在でありたい。
年末に書いたnote、思った以上に反響があり嬉しかったです。ありがとうございます。今年はnoteの更新を増やしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。