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サッカーW杯2026(当たるはずのない)メンバー予想

西野JAPANでベスト16で終えたロシアW杯。
長谷部・香川・本田世代という日本サッカーに海外基準を持ち込んだメンバーたちの最後の挑戦という意味合いも持った大会は、大きな可能性とそして存在する壁の大きさを痛感したものとなった。
その後を継いだのが森保JAPAN。冨安の台頭、中島南野堂安の三銃士が席巻し、世代交代の波の感じさせたが、中島の突然の消失からチームも不調。結局は長友や吉田、大迫、柴崎などのロシア組が基本的に固定で、危うい試合展開でアジアを辛うじて突破。本戦は大迫・原口などを外すなどし、直前まで世代交代の試行錯誤をしてる印象を受ける。

しかし
それもカタールまでだ。2026には確実にかつてないほど層が厚く、そして個でも闘えて賢くソリッドな新世代JAPANが誕生する。そのメンバーを2022時点で予想する。

GK

谷 晃生

2022カタールW杯のメンバー入りは逃したものの、次世代GK筆頭格は彼だろう。東京オリンピックの際は正GKとして君臨。準々決勝のNZ戦ではPKストップの活躍や、準決勝のスペイン戦ではスペインの猛攻をあわやPK戦に持ち込めるか、と期待できるほどの守備の踏ん張りに貢献。
能力値だけでなく、甘いマスクで代表人気に貢献できるのではないだろうか。

鈴木彩艶

ありえない飛距離のスローも特徴

4年後もまだ20代前半という、歴代GKでも随一のポテンシャルを秘める未完の大器。U23アジアカップでは正GKとして、荒削りながらも驚異的な伸びのあるセービングや空中戦の強さを披露し、準優勝に貢献。2022年時点ではチームでは出場機会に恵まれないが、谷のように出場時間さえ増えていけば史上最高のGKになる可能性すらある。

シュミットダニエル

W杯あるあるとして有名な
「第3GKはベテラン経験枠」。さすがにカタールで川島は限界であるだろうから、シュミットか権田の2択だろうがもはやこの辺はその時の監督の好みだろう。個人的には海外で2022年以降も活躍する可能性のある彼を推したい。

DF

冨安健洋、板倉滉、伊藤洋輝、中山悠太

相手エースのところに冨安置いとけ作戦がいずれ鍵になるかもしれない


この辺りはもはや論ずる必要なし。カタールで幕を閉じるであろう吉田長友酒井のDF物語の跡を継ぐのは間違いなく彼らだろう。
特筆すべきはこの4人は複数ポジションこなせる技術力とIQの高さ。この4人をうまく組み合わせれば日本史上初の4バック全員180cmオーバー&全員繋げるという新・黄金カルテットが誕生するかもしれない。

菅原由勢、瀬古歩夢、チェイスアンリ、高橋仁胡

コミュ力も一級品との噂の菅原


こぞって元プロに褒められる新怪物候補。荒削りだが時折その片鱗を魅せる


既に海外挑戦している4人を控えに選出。オランダで時折得点すら挙げる菅原と森保Jから既に選出歴のある瀬古の00世代コンビ。まあ正直この菅原と瀬古を除くと完全にロマン枠になるが、チェイスがIQとビルドアップ能力を身につけ、バルサ仕込みの高橋の成長次第では完全に隙のない布陣と化す。

MF

アンカー(ボランチ)

田中碧、中井卓大、藤田譲瑠、守田英正

世界トップレベルに混じっている現時点で日本最高の環境で練習している中井
東京Vアカデミーというだけあって技術力も確か


現時点でチームの中心である遠藤は身体を張る典型的な潰し屋かつ今が身体的に全盛期だと考えられるので4年後は少し厳しいのではないか、という見解である。むしろ彼が悪いというより周りが良いとも言える。 
4年後には「重さ」も加わってるであろう田中に、2022年においてもポゼッションにおいて必要不可欠な守田だけでなく、潰しと繋ぐ技術を兼ね備えた和製カンテこと藤田には期待したい。なんならカンテと違ってコミュ力も非常に高いとの噂も。中井は現時点では完全にロマン枠だが、マドリードのトップチームに定期的に呼ばれている高身長ボランチは2026年までにレアルの新星になっててもおかしくはない。

2列目(トップ下、サイド)

鎌田大地、久保建英、三笘薫、堂安律

北中米は25歳で迎える日本の至宝
キング鎌田の独裁国家建立か

この4人は当確。いや、むしろそうであって欲しい。
キング鎌田が4年後も全然計算に入れられる年齢なのは少し意外だが、この4人は日本のアタッカー陣でも特に海外での評価は高いし、メンタルも申し分ない。久保に至っては身体的に1番動く時期じゃないのか?熟してきた日本の至宝とキング鎌田の共存に、日本1突破する男・三笘、そして日本のJアカデミー育成の成功モデルのお手本である堂安の組み合わせ方には期待しかない。

中村敬斗、旗手伶央、鈴木唯人

U17W杯では4得点を挙げて和製ロナウドと海外メディアが報じた中村
年上相手となったアジアカップでは無双状態

「THE・ポリバレント」である旗手は流石に呼びたいところ。カタールは選出外の悔しさも成長のスパイスになるか。
また森保は一回も試さなかったが、カタール目前にして1番調子が良かったアタッカーは中村敬斗であることは間違いない。オーストリアでほぼ毎試合ゴールを記録して欧州主要リーグ最速2桁得点を樹立した男は、「シュートがめちゃくちゃうまいサイドアタッカー」という今まで代表にいそうでいなかったタイプ。シュートさえ撃てれば無敵のアタッカーはカタール時の三笘のようなジョーカー的扱いになりそうだ。しかも超イケメン。
鈴木はU23アジアカップでの活躍は忘れられない。シャープな動きと決定力。海外に出て磨かれればキング鎌田の後釜候補になれそうだ。


FW

上田綺世、前田大然、古橋享吾、鈴木優磨

正直この男が日本代表になれば良くも悪くも注目を集める

正直、古橋上田前田以外に4年後で目星のつく選手がいないのが現状。新たなストライカー誕生は永遠の課題か。ポストプレーの上田、俊敏性とゴール前のポジショニングで違いを見せる(どちらかというと)ワンタッチストライカー古橋、圧倒的走力でカウンターとプレスの起点になれる前田、と三者三様のFW陣はバランスは良い。
やはり最後はゲームメイクも単騎でも勝負できる万能系FWか。まさしくサッカー漫画「ブルーロック」の主人公である潔の身体能力強いverが望ましいが、それに近いのは現時点では鈴木優磨だろう。森保J時は確執が噂されてチャンスはなかったが、あの強烈な個性とその裏腹にある献身性は絶対味方になったら心強い。チームのモチベーターとしても活躍できそうだ。


講評

正直書いていて期待しかない。
「若くから兎にも角にも海外挑戦」という考え方が定着した1つの時代。その成果をお披露目するまさしく「新時代」JAPANの答え合わせが2026年北中米W杯にあたるのではなかろうか。
このまま全員が選ばれる訳はないが、それでも彼らが引っ張っていくのは間違いない。というか既に引っ張ってきている。間違いなく2026年は歴代最強といえるはずだ。
しかし私たちは待ちわびている。現時点では想像もできない世界を驚かす新星の誕生を。それを生み出すにはやはりカタールW杯での躍進が鍵になるだろう。

頑張れ日本代表!!!

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