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卒業シーズン

先日の金曜日。
お花屋さんが保育園へ、アレンジメントを届けていた。
「〇〇生花店です!」とインターホンで名乗っていた。
きっと卒園式関係のお花なのだろう。

3月13日土曜日に卒業式を迎えた方も多かったのではないだろうか。
思い起こせば、去年は新型コロナの影響で卒業式もままならず、
新年度に突入してしまったな、と思った。
生花店も大きな打撃を受けたと聞いたのを覚えている。

去年の今頃、緊急事態宣言で学校に行くこともできず、卒業式もできずに終わってしまいました。
ある日突然、彼らの日常が奪われてしまいました。

6年生を受け持つ先生が語っておりました。
ちょうど11日が東日本大震災の10年の節目ということで、
何かと思い起こすもの、胸に去来するものも多く感じます。
当然、こうした災害は比較にならないかもしれません。

「学校に行かなくてラッキーって最初は思ったけど…」
そう思っていた子供たちも、学校が再開されることを願っていたそうです。
子供たちの笑顔には本当に励まされました。

特別子供が好きなわけでもないが、それでもやっぱり、子供たちの笑顔というのは、特別なパワーがあるように思う。
子供は確かに国の宝だ。

当たり前と思っていた「日常」というものは、
どれだけ大事だったのかは、
なんど思い起こしても、足りないくらいだと思うのです。

きっとこの先生のように、
笑顔に支えられた人は多かったのではないだろうか。
笑顔を支えてくれた、学校や家庭、地域にありがたいと思う。

もう、私もいい年なので、子供目線というより親目線なわけで…

必要な時に振り返れば、学びがあると思うので
数年後、数十年後にでも振り返ってほしいと思う。

全員が結婚したり、親になったりはしないだろうが、
誰かを大切だと思ったり、
何かを好きだと、胸を張って言えるようになった時にでも
振り返ってほしいと思う。

先生方もコロナ禍の中、手探り状態だったと思います。
行事一つ実行するにしても、大変なご苦労があったことでしょう。
最後の一日まで、無事に送り出せることを祈っております。

親御さんも、当初は子供の感染は、しにくい報道もありました。
今となっては年代も不確かですね。ワクチンの予防接種が待たれますね。
職場や学校、習い事、様々なコミュニティが重なりあう家庭という場で、
感染に備え続けるというのはとても大変だと思います。
日々の努力、本当に頭が下がります。

学生の皆さん。
試行錯誤、知恵やアイデアを持ち寄って、
やっとの思いで手に届きそうになっても、
掴み損ねてしまうことも、あるかもしれない。
理不尽を押し付けられたこともあったかもしれない。
どうか皆さんの夢に、少しでも近い形に近付いていることを祈っています。

卒業おめでとう。


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