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インドネシア旅記②ジャカルタの奇妙な博物館
空腹のまま終えたジャカルタの1日目。2日目の今日はシャンティと合流し、市内観光に連れて行ってもらうことに。
▽シャンティとの再会
二日目、ホテルまでシャンティが迎えに来てくれることになっていた。約束の時間は9時。私とヨンアは10時でもよかったのだが、シャンティから「ジャカルタの9時は中国の10時だからね」と、暗に”もっと早く起きれるだろ”とプレッシャーをかけられていたため眠い目を擦りながら支度をする。
ロビーで彼女を待つこと10分。シャンティから
「ごめん!車が全然動かない!」
と連絡がきた。
ジャカルタは常に渋滞している。更に待つこと20分。
「娘たち!久しぶり!!!」
後ろからヨンアとまとめてハグされた。約1年ぶりの再会。シャンティが職場を去る時はぐずぐず泣いてしまった。再会する時にもきっと泣くだろうと思っていたが意外にも明るく楽しい再会となった。
離れていてもいつでも会えるということが実感できたから。
▽朝食はローカルフード
シャンティの息子さん、リックの運転で連れて来てもらったそこは、昔ながらの食堂だった。飛び交うハエと蚊を手で払いながら「私は別の場所に行きたかったんだけど……」とシャンティが不満をもらす。どうやらここはリックのお勧めの場所らしい。
エッグヌードル。くせのない味だった。
4人全員平等に蚊に刺されながらの朝食。シャンティは申し訳なさそうにしていたのだが、何故か懐かしい雰囲気だった。東南アジアの小さくてちょっと汚い食堂。日本のそれとも今まで住んできたどの国のそれとも全く違う空気なのに、好きだ。
動物に寛容な場所だったのもまた良し。
▽奇妙な博物館
腹ごしらえを済ませ観光へ。
シャンティとリック曰く
ジャカルタには何もない
とのことだったが、素敵な場所が多かった。
車の中から見たタワー。
船のような形の教会。
1時間ほど市内を車で巡った後は、いよいよ本日のメイン「奇妙な博物館」。
「紫蘇は奇妙で怖いものが好きでしょ?」という、シャンティのお勧めスポットだ。
インドネシアの伝統芸能、ワヤン人形の博物館。
どこがどう奇妙なのかは写真で。
陰鬱。
シャンティに「良い神様と悪い神様の話」と教えてもらったけど、正直みんな悪い神様に見える……。
見てくださいこの百鬼夜行感。
神様の他にもアメリカやロシアや日本など、世界各国の人形も展示されていた。ジャワ人が考える日本人人形がなかなかに愉快な見た目だったので、もし行く予定のある方は是非注目して頂きたい。
▽観光地あるあるのアレ
おどろおどろしい人形たちを堪能した後、その周辺を散策することに。
博物館前の猫。ジャカルタは猫が多い。
昔の牢獄。
博物館の周辺には別の博物館、カフェ、小さなお土産もの屋さん等がたくさんあり、どこも観光客で賑わっていた。
疲れた私たちを、シャンティが「そろそろ出ようか」と人の少ない道へ引っ張る。
この道を抜けると……
「ヨンア!紫蘇!写真撮ろう!!!」
何故かはしゃぐシャンティ。
……
………
観光地あるあるのアレ+ヨンアと私。
銅像なりきりアーティスト。そこはかとない既視感。あ、イタリアで見た彫刻なりきりアーティストだ。勝手に写真撮ると10ユーロ要求されたアレだ。
今回はシャンティが事前にいくらか払ってくれた。きっと多めに払ったのだろう、このなりきりアーティストは色んなポーズをしてくれた。何枚も撮らせてくれた。インスタでシェアしてくれと言われたがここでシェアする。ごめんね。
続く。