空気階段・もぐらさんのおすすめ店にようやくお邪魔できた話
時をさかのぼること、2020年春。
空気階段と同期の「蛙亭」が関西から上京した。
その頃、東京に来て間もない蛙亭を囲むライブがあった。
蛙亭の他に、空気階段・オズワルド・ネイチャーバーガーらが出演。
確か、大宮でのライブだったと思う。そのライブ内で蛙亭に対して「東京のおすすめ店」をプレゼンするコーナーがあった。
そこで、もぐらさんが「美味しいのよ!」と熱弁していたのは、忘れもしない高円寺にあるクレープ店「ハニービークレープ」だった。
元々は、鬼越トマホークの坂井さんから教えてもらったお店らしいが、はちみつが練り込まれた生地のパリパリ感とモチモチ感の虜になったそう。
このライブ以降も、もぐらさんはあらゆる場所で「ハニービークレープ」の美味しさを伝える伝道師となる。
▼高円寺チャンネルでも紹介。
▼もぐらさんから「ハニービークレープ」が美味しいと聞いて足を運んだ、ひくねとさん(GAG・福井さん)
ちなみに、もぐらさん含む高円寺チャンネルメンバーが「ハニービークレープ」を訪れた際、鬼越の坂井さんは好物であろうクレープを口にしなかった。
その理由を「ここ(ハニービークレープ)食べるときは2人でって、彼女に命令されてる」と話していた、坂井さん。
我が家にも命令こそされないもののクレープ大好きな息子(小1)がいるため、自分もクレープ店に訪れる際は「2人で行かなくては…」とずっと思っていた。
「絶対、行こう」とお店の名をメモってから早3年…。
大げさかもしれないが、先日ようやくそのクレープ店に息子と足を運ぶことができた。
そんな日までのことを、ちょっと綴ろうと思う。
【2023年 年明け・焦る想い】
中野区エリアに住む、大好きな先輩たちからLINEが。
「ハニービークレープ、春に閉まっちゃうらしいよ。」
ええっっ!!!!
早く行かなくては…
「土日は整理券制っぽいよ!」
えええっっ!!!!
整理券もらいに行って、また同日の別の時間帯に行くの厳しいな…。
並ぶの覚悟で、なんとか平日狙って行くか…。
【2023年3月某日】
息子、春休み突入。
自分も仕事をなんとか調整しつつ、親子でいざ高円寺へ!
ようやく、ようやくだ…。
念願のクレープが、そこまで見えてきた。
はやる気持ちをおさえるように「ハニービークレープ」へ向かう前に、高円寺チャンネルでそいつどいつ・刺身さんが行っていた「山形県飯豊町アンテナショップ IIDE」へ。
「クレープを食べた後の口は、絶対しょっぱいものが欲しくなるはずだ…!」
クレープ後のことも見込んで、私はおにぎりと惣菜を購入した。
我ながら、この先を見据えた行動を褒め称えたい。
ナイスアクション。
ナイスしょっぱさ。
おにぎりもメチャクチャ美味しかったのだが、何の気なしに買った「ゴーヤとツナの炒めもの」も、とても美味しかった。
ゴーヤって自分で扱うとなると、下処理とか味付けとか面倒くさい食材ベスト10に入るんですけど、みなさんどうですか?
体に良い感じもするし、おにぎりとの相性もいいし他の惣菜も制覇したいっ!!!
過去に高円寺チャンネルメンバーも表紙を努めた、高円寺のフリーペーパー「SHOW-OFF」がIIDEさんの入り口にあったのでそれを頂けたのも嬉しかった。今号の表紙は、TOKYO COOLさん。サイコゥ!
【いざ、ハニービークレープへ】
「IIDE」さんを出て商店街を歩いていると、若者二人がむき出しの洗濯機を台車で運んでいた。
「新生活だ。いいねぇ…」と心の中でつぶやく。
もし今、一人暮らしとなったら絶対、高円寺・阿佐ヶ谷あたりの物件を探すだろうな…と思う。
そうこうしているうちに、お目当てのハニービークレープに到着。
店先には注文している一組しかいない!やった!と思ったら
「後ろにお並びくださ〜い」と店員さんに促される。後方を見ると、通りを挟んだ細路地に順番待ちの列が…。
「失礼しました…」と言って、息子と列に並ぶ。
すると「あれ…?あの人ってもしかして…」と目を疑う人物が列の横を通り過ぎる。
私が見間違えてなければ、おそらくあの方は鬼越トマホークの坂井さんだ。
高円寺在住の方だしお見かけしてもおかしくないはずなのに、あまりにもタイミングが良すぎて「まさか…」と思った。
帽子&マスクで確証はないけど、高確率で坂井さんだったように思う。
これが高円寺以外の場所だったら「坂井さんですか? 昨年のサイン会にお邪魔した…」と、ずうずうしく声をかけていたかもしれない。
ただ今回は、こちらが勝手にホームにお邪魔している状態のため声をかけるのも無粋というか失礼かな…と思い「これからお仕事ですかね。がんばってください」と去りゆく背中に向かって心の中で語りかけた。
【いざ、実食】
入り口には、高円寺チャンネルメンバーのサインがステッカーつきでお出迎え。
悩んだ末、息子は「完熟チョコバナナカスタード」(生クリームをカスタードにしたいという、通ぶった注文にも対応頂く)私は「季節の苺チョコ生クリーム」を注文。
いや、本当に生地が美味しいいいい。甘ぁああい!!
中身もクリームたっぷりで、それをスプーンですくって食べられるのも嬉しい。何これ、いくらでも食べられるよ。こんな美味しいクリーム!!!
近所にこんなに美味しいクレープ屋さんあったら、そりゃ太っちゃうよね。と最近の進化したもぐらさんのフォルムに思いを馳せながら頂く。
あと細かい部分だが、このクレープを包んである紙の先っぽの部分。
お店によっては、こんな風に折ってなかったり、そもそも折るスペースがなかったりすると、気づいたらクリーム系が漏れ出ていて服の上にポタり…なんてことが、特に子どもはよくあるわけですよ。
ですが、ここが折ってくれてあることで、中身が漏れ出るのを防いでくれるので本当にありがたいなと…。
そして終始、待っているお客さんがいて忙しいのに常に店員さんは明るく丁寧な接客。
この味で、この値段で、この接客。愛されるのは必然だ…と思った。
【プチ・もぐらさん聖地巡り】
親子でペロッと美味しいクレープをたいらげ、店を後にする。
ごちそうさまでした!!!!
クレープ好きの息子も大絶賛だった。「また食べたい!」と興奮気味に話す姿を見られて、親子で来れてよかったなぁ…と、しみじみ。
せっかく高円寺に来たわけだし、時間の許す限りもぐらさんの聖地を巡った。
平日の高円寺とか何年ぶりに来たか定かじゃないけど、こんな自転車が多い町だったけ…と思った。
あと本当に美味しそうな飲食店が多いこと多いこと。
一人暮らししたら自炊なんてしないだろうな…。
一歩外に出れば、こんなに美味しいもので溢れた街なのだから。
念願のクレープの余韻にひたりながら、高円寺駅前付近を歩いていたら見覚えのある渋いカッコいい男性を見かけた。
あれ、この方…んん??
あ!!!!怒髪天の益子さんだ!!!
分かんないけど、超高円寺っぽいいいいい!!!!
あああ、小1の息子にこの胸の高鳴りは伝えたくても伝わらない。くぅー!
ほんの一時間強の滞在で、おそらくだけど2名の著名人をお見かけできて感無量。
気づかないだけで、もっと多くの有名人やその卵たちとすれ違ってるかもしれない…と思うと「やっぱり、夢たっぷりな街だな」と思うのだった。
今度は南口方面の「まら」「じもん」「黒黒黒」などにお邪魔したいなぁ…。
▼お時間あればこちらも。
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