ラフプレーに思うこと

こんばんは。最近のFC東京に対して思うことを書くだけの記事です。

はじめに

先日、私はFC東京 vs 横浜Fマリノス戦を観戦しました。FC東京としては宿敵に対するシーズンダブルを懸けた、そして間近に控えたルヴァンカップ決勝に向けて、コンディションを上げていかなければならないという中での、勝利に対するプレッシャーを今季一と言っても過言ではない程強く受けた試合だったと思います。
ただ、大事な試合は0-4という今季二度目の屈辱的なスコアによるFC東京の大敗で幕を閉じたのですが、それ以上に残念なシーンがありました。

試合そのものに関しては後輩のこの投稿を参照します。

事の次第

さーて、私がお怒りなのはこの試合の63分に起きたプレーです。
後半に入り立て続けに2失点した東京。選手たちと同じようにサポーターの間にも苛立ちが見え始めていましたが、その感情が最悪の形で具現化されてしまいました。
オフザボールの局面で、45番アルトゥール・シルバが相手選手に左アッパー。審判のブラインドを突いたプレーであり、卑劣極まりない行為ということで試合を止めたのちに副審と協議して、レッドカードによる一発退場が命じられました。

アンガー・マネジメント

長谷川監督は試合後コメントでこのように発していました。

あとは苛立って、ああいう肘打ちのような行為をしてしまった。勝てる要素がまったくなかったと思います。

実際、3分間で2失点というのは非常にフラストレーションが溜まります。前半で決定機を逃し続け、言ってしまえば「勝てた試合を落とした」形に近いわけです。ただ、だからといって肘打ちや腕を当てるといったラフな行動をするのは、フェアプレーの精神に背く、ファンに対する背信行為といって差し支えないと思います。

況してや、現在FC東京にはラフプレーによって出場停止となっている選手がいます(10/25時点)。レアンドロ。シーズン序盤にはセットプレーでの巧みさ、チームへの献身的な姿から称賛を浴びていましたが、次第に「肘打ち」といった行為が目立つようになり、評価は急転直下。ゴールやアシストといった結果を残してくれるに越したことはないのですが、イエローカードを集めてチームに要らぬ負担をかける選手ともなれば、身内であれど形容しがたい選手となってしまいます。

選手に言いたいこと

アルトゥール・シルバ、そしてレアンドロの2人に共通している事としては、共にブラジル出身であること、そして共に「期限付き移籍」の初年度を過ごしているということです(アルトゥールはその後完全移籍)。チームには他にもストライカーとして結果を残すディエゴ・オリヴェイラ、途中出場が多いながら脅威のアダイウトンがおりブラジル人のケミストリーが強く築かれていることは想像に難くないでしょう。
その中で、彼らにとっては「東京で一花咲かせて長く日本で活躍しよう」なのか「ここで結果を残して再び世界の舞台で活躍する」なのか、いずれにせよ強い野望を抱えていると思います。

ですが、こういったラフプレーは自分自身の評価を高めるばかりか、逆に著しく下げることになり、結果としてキャリアの道を閉ざしてしまう原因になり得るのではないでしょうか。「点を取っているからいい」「守備で貢献しているからいい」といった考え方もあるでしょうが、いくら得点力が高いからと言ってラフプレーを容認するような考え方は自分にはできません。ファンに愛されているから、といったことにも同様です。

ファン(というか自分)が恐れているのは、東京=ラフプレーという構図が出来上がってしまうことです。ぶっちゃけ森重やら髙萩やらもう手遅れな気がするんですが、それでも昨年フェアプレー賞(笑)を受賞したチームです。今回この記事で取り上げている選手にこのメッセージが届くことはおそらくないと思われますが、ファンの一人としてこの言葉を贈りたいと思います。

「チームの評価を左右する選手なのだから、フェアプレーで真価を示してほしい」

相手に牙をむくのはカウンターで攻めに行くときだけでいいのです。あろうことか審判の目を盗み、相手選手に危害を与えるようなことはしないで欲しいのです。

クラブに言いたいこと

もうちょいその辺コントロールできないんすかね。レアンドロにしてもアルトゥールにしても、これが初回ではないのです。勿論普段の練習の中で指導などはしているのでしょう。しかし、こうも繰り返されると指導体制を疑わざるを得ない状況が作られてしまいます。レアンドロに対してはリーグから3試合の出場停止が命じられたようにアルトゥールにも同等、おそらくそれ以上の処罰が下るのでしょうが、クラブとしても選手への教育を含めた手を打って欲しいと思います。じゃないとこの記事のコメント欄みたいになります。

規律がないのはお宅のブラジル人ですが...

おわりに

この度は横浜Fマリノスの選手、ファンの皆様にご迷惑をおかけしました。また、Jリーグを愛する全ての方に対して不快な思いをさせてしまったことと思います。この場を借りて、全Jリーグファンの0.000000001%くらいであろう閲覧者様に謝罪したいと思います。

何もアルトゥールやレアンドロを即時契約解除しろとは言いませんが、それに等しい処分を受ける覚悟はできています(この記事を書いている時点で出てないからわからんけど)。選手たちにはそれに反発せず、真摯に受け入れる姿勢を見せて欲しいものです。

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