UCG勝率アップへの道(デッキ構築編②)~組合せ~
現BP02環境での主流な組合せ
・ウルトラヒーロー2種
現時点で最も多い組合せで、手札事故のリスクが低く、種類も抑えているのでトリプル完成させやすい組合せですね。
最も安定している組合せだと思いますが、初手でドローソースを引けなかった場合かなり苦しい展開になり、3ラウンド目まで粘っても4ラウンド目以降手札が枯渇するという敗北沼ルートが難点です。
ちなみにドローソース8枚構成の場合、マリガン含めて初手で出せる確率は9割位あるとのこと。
・ヒーロー2種+怪獣
ほぼヒーロー2種デッキと変わりませんが、バトル相手が武装、基本時にBPのグレードが上がる怪獣カード(スフィアザウルスやディノゾール)をエッセンス程度に入れることで、ハマれば対シングル、ダブルで敵無しになるというメリットがあります。
早めのラウンドで使用して確実に先手を取りに行くもよし、相手が事故っていれば早期決着も見込める、ラウンドが長引いて相手の手札が枯渇してくれば後出しも有効という多様性もある反面、使用タイミングを間違えたり、相手の属性をよみ間違えるとそのラウンドはほぼ捨てざるを得なくなってしまうため、とても上級者向けの構成である印象です。
怪獣カードの本領発揮はBP03リリース以降でしょう。
・ヒーロー3種
私が最もロマンを感じる組合せです。
メリットとしては
・ドローソースが充実する
・効果有りカードのみでデッキを構築出来る
・長期戦に対応出来る
が挙げられます。
3種類のヒーローが使えるので、レベル1のドローソースで言えば、最大12枚投入でき、1,2ラウンドで手札や捨て札を潤沢にすることも可能になります。
手札が十分に揃っていれば、4ラウンド以降に続いても手札が枯渇する心配もありませんし、種類が多い分、選択肢も増えることで対応の幅が増えます。
そう思い、一時期3種デッキにこだわって使用してみましたが、まぁそうそう甘くはありませんでした。
ここで露呈したデメリットがこちら。
・短いターンでトリプルを揃え辛い
・1種が他の2種を邪魔するようになる
・スローペースになるため、早期敗北の確率が上がる
やはり3種の採用となると、各種の絶対数が減るので、トリプルを完成させるペースも落ちてきます。
うまくハマれば、3ラウンド目に1,2ラウンドのトリプル、4ラウンド目にトドメのトリプル、なんてことも実現可能ではありますが、ハマらなかった場合、延々とダブルのまま鎮座することになりかねません。
あと1枚が欲しいところで、他の種類や下位レベルのカードといった不用なカードが手札を埋め尽くすケースも少なくなく、5ラウンド6ラウンドまで粘れず敗北を喫するというリスクが高まります。
配分を考え、3種目のカードのみダブル採用とし、レベル1を外したりもしましたが、結局噛み合わないときのなすすべの無さが決め手となり、私は採用を諦めました。
今後、デッキサーチが実装されれば状況は大きく変わり、3種デッキが主流になる時代も訪れるかも知れません。
親和性、シナジー(相乗効果)
組合せを考える上で、重要な要素の1つです。
文字通り相乗効果ですので、互いが互いの特性を活かし、バトルを優位に進める事が勝利への活路となります。
一弾環境で猛威を振るったティガメビウスデッキを例に挙げると、以下のような相乗効果が見られます。(あくまで一例です)
①レベル1効果がいずれも『3枚公開の1枚回収、残りを捨て札へ』
→お互い手札に不足している1枚を回収できる、捨て札を増やせる
②ティガのレベル2効果『5枚公開のシーンサーチ、未回収は捨て札へ』、メビウスのレベル2効果『2枚捨て札にし、捨て札のメビウスまたはシーンカードを回収』
→シーンカード『激闘の覇者』が回収できる、レベル1で回収漏れしたメビウス、または激闘の覇者を回収できる、捨て札を増やせる
③ティガ(ゼペリオン光線)で先手を奪取
④レベル3メビウス(BP01-026)の効果で、場のティガもBPアップできる。→さらに3枚を捨て札補充できる
特にこのデッキでいえば、④に持って行くことが肝になるわけですが、①②でレベル3メビウス(BP01-026)を捨て札に持って行くことが出来ていれば、③で先手を獲得した後激闘の覇者を貼って場に出すのか、それとも手札に回収しておき自力でトリプルに持って行くかといった選択肢も増えます。加えて捨て札を潤沢にしておくことで激闘の覇者の複数ターン発動可能を実現できます。
ご覧の通り、ティガメビウスは親和性が分かりやすいため、プレイ中の目的もはっきりしています。故に公認大会で多くのリーガーさんが採用されたのも納得ですし、シナジーこそが勝率アップの根幹を担っているといっても過言ではありません。
まとめ
以上の内容を鑑みて、今の私にとってぴったりな組み合わせは、難しく考えなくても済み、優勝報告の多いヒーロー2種と考えて問題なさそうです。
BP02環境においてはシナジーの強さから、メビウスヒカリが圧倒的人気を誇っていますので、勝ちに拘る意味でも、流行の波に乗ってみるのも勝率アップへつながるのではないでしょうか。
とはいえ、私はやはり推しキャラで優勝したいという信念と愛の力でデッキを組むことこそ、このUCGの醍醐味ではないかとも思つていますので、推しキャラを最大限に活かせる組合せをこれからも試行錯誤していこうと思います。
デッキ構築編③へ続く