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つながりで超えていく③

現代は、物事を「細分化」「個別化」することで価値を生み、己の優位性を確立することで、経済的、物質的な豊かさを得、それこそが「幸せ」につながるという価値観が大きな地位を占めています。

でも、この「細分化」「個別化」が人の「孤独」を深め、「不安」を作る原因となってしまっているのであれば、本末転倒です。

だとするならば、もう一度「人ってそんなに変わらない」という視点に立ち、改めて人と関わり直すことが重要ではないでしょうか?

もし今、新型コロナウイルスの影響で「明日からどうやって生きていこう」とひとりで頭を抱えている方がいらしたら、まず、「人ってそんなに変わらない」という視点で周囲の方にSOSを出してみてください。

場合によっては、行政や金融機関に赴き、担当者の方に現状を伝え、経済的な支援を受けることも必要でしょう。

ただし、それだけがすべての解決方法だと思わないでください。
貨幣制度や資本主義といった仕組みを作ったのは、自然ではなくあくまでも人です。

「生きる」ということを目的にするのであれば、食料の一部を自給自足するというのもひとつの方法でしょうし(自然とのつながりを思い出すにも、絶好の機会でしょう)、家賃が払えないのであれば、友人や知人に力を貸してほしい、と声をかけてみてください。
条件が合えば、身の回りの物も、友人や知人との物々交換で調達できるかもしれません。

税金や保険料など現実的に必要な出費はあるので、支出がゼロになることはありませんが、それでもさまざまな方法が考えられるはずです。

新型コロナウイルスは、今、世界中で蔓延していることに意味があります。
全世界の人が同じ状況に立たされているのです。
全世界の人が同じような経験をしている「仲間」なんです。

現代は、インターネットとSNSの時代です。
言葉の問題さえクリアできれば(今は優秀な無料翻訳ソフトも沢山出回っています)、あなたの味方になってくれる人が世界中にいるとも考えられます。
逆に、あなた自身が多くの人の助けとなり、力になれることも多いはずです。

自分の中の「自然とのつながり」を思い出し、「人は元はそんなに変わらない」という基本姿勢で人と関わっていくことで、この難局は必ずクリアできるはずです。

そして、もし時間があるのなら、この状況が収束した後にやりたいこと、実現したい未来にも思いを馳せてみてください。
その「夢」が今の状況を乗り越える力となってくれます。

「すべてはつながっている。」

この感覚を基に、ぜひ、自分にとって本当に大切な物を見直し、本当の「夢」が叶う世界を作っていきましょう。

Oneness
宍戸 美子




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