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発想の勝利とリアル店舗の未来に思うこと①。

2020年元旦に、久しぶりに心を揺さぶられる広告を目にしました。
そごう・西武の新聞広告「さ、ひっくり返そう。」です。
 
さまざまなSNSやネットでも取り上げられ、「勇気をもらった。」など、大きな話題となっていますが、中には「その広告がどう売上に直結するのか?」といった批判も出ているようです。

「失われた30年」を経て、すっかりデフレが定着した昨今では、広告にも、二言目には費用対効果や短期的な販売促進効果といったことが求められるようになってきました。

1990年以降、急速にインターネットが普及したことにより、WEBサイトやランディングページ、インターネット広告、メール広告、SNS広告などマーケティングの主流がダイレクトマーケティングへと変化してきたことも大きな原因です。
 
しかし、本来広告には、「ブランディング広告」と「レスポンス広告」の2種類があります。

「ブランディング広告」とは、主に企業や商品の価値や認知度の向上・拡大を目的とした広告です。
有名な例としては、NIKEの「Just Do It」やAppleの「Think Different」と言った物が挙げられます。

それに対して「レスポンス広告」は、ダイレクトメールやチラシ、ランディングページといったツールを用い、顧客からの問合せや来店、商品購入などの反応を得ることを目的としています。

今回のそごう・西武の広告は、前者の「ブランディング広告」に当たります。

この話、続きます。

Oneness
宍戸 美子


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