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それ、無駄だからやめましょう。

広告のコンサルティングと広告制作業をしている、と聞くと、
たまに新しい広告ツールを作らせるためにコンサルティングを
しているんじゃないか、と穿った見方をする方がいらっしゃいます。
 
特に、高額な広告宣伝費を投入しても成果が見込めなかった、
という経験を一度でもされている中小企業経営者の方の中には、
「広告」という物自体に疑問を持っていらっしゃるのか、
「それ作ったらどれだけ売上上がるの?」と露骨に聞いてくる方も
いらっしゃいます。

今年は新型コロナウイルス感染症の影響もあり、
できるだけ広告に余計な予算は割きたくない、と考えている
経営者の方も多いことでしょう。
 
当方の戦略コンサルティングでは、まず最初に、
企業様の現在使用している広告・販促物をすべて見せていただき、
媒体の整理を行っていきます。
 
ある法人様の場合は、定期的な新聞折込チラシの活用や
ポータルサイトの他、電柱広告や相場で月額10万円はする
電車の窓上広告なども半年に亘り、掲出なさっていました。
ところが、電柱広告と電車広告からのお問い合わせは、
まったくないとのお話。

こうした場合は、ある一定期間継続しても効果が出ないと見なし、
広告コストの無駄を省くためにも一旦掲出を取りやめていただきます。

代わりにコーポレートサイト(企業サイト)に相当する物や
商品を紹介するECサイト、ランディングページといったwebサイトが
一切なかったので、浮いた予算で、一番制作費がかからず、
かつ問合せに直結するランディングページの制作をご提案し、
結果、その法人様の売上は1年間で3倍に拡大しました。

また、別の法人様のケースでは、有名ポータルサイト内に設けた
ネットショップへの流入を増やすために、某大手企業のリスティング広告をかけたい、とのご相談がありました。

こちらの企業様では、ご相談をいただく3ヶ月程前から
継続コンサルティングを開始し、自社のECサイトと前述のネットショップのディレクションをし直している最中のことでした。

その中でいただいたリスティング広告のお話。
聞くと、すでに先月同じ会社の別の広告サービスを営業の方から勧められ、30万円のお支払いを済ませたばかり、とのこと。
その翌月に、今度はリスティング広告を60万円かけてご契約なさりたい、
とおっしゃるのです。

正直、困ったなぁ、と思いました。
というのも、2つのサイトの構成をし直している最中だったので、
web広告をかけるのは、その作業が終わった後の方が望ましい、
ということと、実は私の知る限りでは、その会社は大手ではあるものの、web広告サービスについては、あまり良い話を聞いたことがなかった
のです。

そこで、クライアントである経営者の方には、その旨を正直に
お伝えしました。
「今、2ヶ月で90万円を投下したとしても、期待通りの成果が出るとは
思えません。」と。

しかし、次のコンサルティングでその経営者の方にお会いすると、
「営業の方がしきりに良いと勧めるので、契約しました!」
と嬉しそうにおっしゃるのです。

そして、その半年後。
「○○社の広告サービスとリスティング広告、1社も問合せが来なかった。
騙されたと思った。」
とがっかり顔でうなだれる経営者様の姿があったのです。

どんな場合もそうなのですが、中小企業の場合、大企業と違って
広告宣伝にかけられる予算は限られている場合が多いです。
従って、新しいチャレンジをされる場合は、事前にその辺りの事情に
詳しい人から情報収集をした方が失敗は少ないと思います。

今年は、さまざまな補助金を活用してwebサイトの制作やリモートワークへの整備を行う企業も多いことでしょう。
そうした場合もある程度、相場などが分かっている方たちの意見を
聞きながら進めていかれると良いように思います。

10月30日(金) 16時~開催のオンラインセミナーでは、中小企業経営者が
知っておきたい「広告コスト」の話もして参ります。
現在、【残席5名】です。
費用対効果の高い広告運用を行っていくためにも、この機会をぜひ
ご活用いただければ、幸いです。

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Oneness
代表/戦略コンサルタント
宍戸 美子


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