他の世界を知ることの効能
小中学、あるいは高校も。
当時はそこしかないという感覚。今となってはとても狭い社会がすべてであった。
だからこそ窮屈である。
何かその社会で辛いことがあれば逃げ場のない感覚。
働くようになる頃には他にもいろいろな世界があることをそれなりに知っている。
しかし、これまたビジネスパーソンとしての社会は今いる会社だけに限定されるような感覚を覚えることがある。
他の会社を知ること、いやもっと広い目で見て、海外にも目を向けることで、いろいろな生活スタイルがあることを知る。
ここではないどこかを知ることで、自分のいない場所を知ることで、そこが精神的な逃避先になるのだ。
実際にそこに行くかはわからない。それでもそういった場所を知っていれば知っているほど「生きるべき場所はこことは限らない」と思えるので気が楽になるのではないか。
他の世界を知ることの効能はこれに尽きると思っている。