一日一日の積み重ね。
前回の記事では、言行一致の大切さに気付いたことについて書いた。信頼は日々を大切に、安易な割り切りをせずに丁寧に一秒一秒を過ごしていくこと、信義や誠実さを大事にして、良い関係を(仮にできなかったとしても)目指そうと努力すること、少なくともそのための努力を諦めずに続けること。昨日も一昨日も、去年も一昨年も同じように誠実に過ごすことが、来年も誠実であろうと信じてもらえるんだろうなと思った。
そして、これまではそう生きてなかったな、と。
朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり、という言葉が最近好きだ。「これが本当に生きるということなんだ」と確信を持つことができれば、その瞬間は永遠の価値がある時間で何よりも尊重されるべきなのではないかと思う。
数年前よりも、現在のこの世界で人が働き生きることの真実が、すこしだけ見えてきた気がする。それは自分をワクワクとさせてモチベーションを引き出し、他方で自分が歩んできた道程を振り返ると、身勝手な理屈付けをして真逆のことを多くしてきた気がする。
過去を思えば、辛かったり、悲しかったり、恥ずかしく思えたり、それでも大事にしてくれた人たちに深く感謝を覚えずにはいられなかったり。あとは未来に向けて、一日一日を積み重ねられるよう、自分との戦いが続くんだな、と思う。