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『ぼろぼろな原人』from『エスペラント/ The “Dreaming”』

何が面白くて自ら駝鳥になるのだ。
星の地表に住み天の七星を仰ぎ見ながら、
疲弊と心労と渇望のスムージーゆえになお渇き、
慈みの脚が大股すぎるじゃないか。
悲しみの頸が長すぎるじゃないか。
貨幣の煉獄にこれでは祈りがぼろぼろ過ぎるじゃないか。
腹がへるから金属と数字を煮炊きもするだろうが
駝鳥の眼は虚無を繁栄と誤読しているじゃないか。
身も世もないように心を凍らせるばかりじゃないか。
瑠璃色の風を吹かして霊を喚び起こそうと懸命じゃないか。
素朴な頭は解決策によっては解決不能だともう知っているじゃないか。
駝鳥よ、
もう止せ、こんな事は。

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