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HMSの話①分類の話
ヒートマネージメントシステム(以下HMS)とは、2010年代に誕生したシーシャ用のガジェットです。
それまでのシーシャは、ハガルにアルミホイルを巻いて穴をあけ、その上に直接炭を置くのが主流。炭の大小交換&配置換えのみでもって、ハガル内にあるフレーバーの熱管理を行なっていました。
HMSの定義
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製造者でもないイチ商店主に過ぎぬ自分が、勝手に定義するのもおこがましいのですが、別にこの定義を広めようとしているわけではないのでご容赦を。
あくまでも、このnoteの中だけの定義です。
ヒート(熱量)をマネージメント(管理)するシステム。
つまりHMSとは、炭の調整以外の方法で、熱量を調節する機構である。
「(え、そんなの当たり前じゃん)」
って思うかもしれないのですが、ここを定義しておかないと、後々ややこしくなるのです。
炭の熱量を調節しない機構
ロータスやアマボースト、Y2なんかは、蓋のオン/オフ&窓の開け閉めで、3段階に熱量を調節できます。
スチームレイションは、ハガルと炭の距離で調節しますよね。
では、ターキッシュリッドはどうでしょう。
ターキッシュリッドは、単体では炭の熱量を調節できません。
※ロータスの蓋を流用したり、アルミホイルをかぶせるなどすれば別
古式ゆかしく炭を動かし、ハーフサイズを縦にしたり横にしたり、チビてきた炭を足したり引いたりして調節します。
では、コレをどう定義するかといいますと、この場では「セミHMS」と呼ぶことにします。
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セミHMSの機能とは
これはセミだけでなく、HMSにも言えることなのですが、炭の熱量の調節とは別に
熱風/放射熱/伝導熱(▶︎「ハガルの話①熱の話」参照)のバランスを変える
ことができます。
ターキッシュリッドはハガル側のボウル状の部分で炭を浮かせて、ハガルへの伝導熱を弱めています。
画像に挙げた「チャコールセイバー」という、昔懐かしい器具は、アルミを巻いたハガルの上に置くことで炭を浮かせ、同じく伝導熱を弱めます。
まとめ
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この両条件を満たしたものがHMSであり、一方しか満たさないものをセミHMSとしたうえで、②以降に進みたいと思います。
重ねて言いますが、別に世間一般で通じている「HMS」という定義を覆したいわけではありません。機能を把握するために、わかりやすく分類するのが目的です。
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