![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/161462163/rectangle_large_type_2_5ed3f71cafbdbdae9514b3f5c3bfd4b9.png?width=1200)
サピックス:4年生:430−28(豊かな日本の水産業):社会のメモ
豊かな日本の水産業
1. 日本人の魚食文化
日本人は古くから魚を食べる文化があり、食生活の多様化が進んだ現代においても、魚の人気は衰えていません。
実際、日本は世界の国々の中でも、魚をよく食べる国民として知られています。
近年では、健康志向の高まりから、世界的に魚の消費量が増加しており、日本食の影響もあり、魚を食べる国々も増えています。
2. 日本で魚が豊富に取れる理由:漁場と漁港
昔から日本人が魚を食べてきたのは、日本近海で魚が豊富に取れるからです。
それでは、なぜ日本の近海では多くの魚が取れるのでしょうか?
2-1. 良い漁場:2つの条件
多くの魚が取れる場所には、以下の2つの条件が関わっています。
潮目
暖流と寒流がぶつかる場所を潮目と呼びます。
潮目では、プランクトンが豊富に発生するため、それを餌とする様々な種類の魚が集まってきます。
日本では、太平洋側で潮目が見られることが多いです。
例として、千島海流(寒流)と日本海流(暖流)がぶつかる場所が挙げられます。
潮目は、季節によって場所が変化します。
冬:親潮(寒流)の勢力が強くなり、潮目が南に下がります。
夏:日本海流(暖流)の勢力が強くなり、潮目が北に上がります。
大陸棚
水深200mまでの比較的浅い海底を大陸棚と呼びます。
大陸棚は、太陽の光が届きやすく、海藻やプランクトンが育ちやすい環境です。
そのため、魚が集まりやすく、良い漁場となります。
主に、東シナ海やオホーツク海に見られます。
大陸棚には、河川から森の栄養分が流れ込みます。
森の栄養分が、プランクトンの発生を促し、魚が集まる環境を作ります。
「森は海の恋人」という言葉があるように、森と海は密接な関係にあります。
2-2. 良い漁港:波穏やかな場所
複雑に入り組んだ海岸線は、波が穏やかになるため、良い漁港を作りやすいです。
例として、リアス式海岸(三陸海岸など)が挙げられます。
波が穏やかな場所では、漁船が停泊しやすく、漁業活動が安全に行えます。
3. 日本の主要漁港と水揚げされる魚
日本には、多くの漁港がありますが、水揚げ量が多い漁港と、そこで主に水揚げされる魚を紹介します。
![](https://assets.st-note.com/img/1731320244-2ZdbvyQF0K5PBHDVxtJ9gouq.png?width=1200)
その他
大陸棚に面する長崎県や佐賀県にも多くの漁港があります。
上記以外にも、多くの漁港が存在します。
4. まとめ
日本は、豊かな漁場と漁港に恵まれ、様々な種類の魚が水揚げされます。
水産業は、日本の食文化を支える重要な産業です。