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サピックス:春季講習2日目:社会のメモ
授業ノート
日本人の食生活の変化
戦後、特に1955年から1970年代にかけて日本人の生活が豊かになり、食生活が大きく変化
米以外にパン、パスタなどの選択肢が増加
タンパク質源として魚だけでなく肉からも摂取するようになった
食生活の多様化が進んだ
日本の良い漁場
日本は周囲を海に囲まれた島国で、古くから魚を多く消費
太平洋と日本海に面し、潮目や大陸棚などの良い漁場が存在
潮目: 寒流(親潮)と暖流(日本海流)がぶつかる場所。海底から栄養が巻き上げられ、プランクトンが多く発生し、多種多様な魚が集まる
大陸棚: 東シナ海の水深200mまでの浅瀬。太陽光が届き、海藻やプランクトンが育ちやすく、魚の良い住処になる
畜産業と肉類・乳製品の消費増加
戦後、牛・豚・鶏などの家畜を飼育し、肉類や乳製品の生産が増加
畜産業: 家畜を飼育し、肉類や卵、乳製品を生産する産業
酪農: 乳用牛を飼育し、生乳を搾り、乳製品を製造すること
乳用牛の飼育は主に北海道や標高の高い長野などで、肉用牛は北海道や鹿児島などの暖かい地域で盛ん
豚や鶏の飼育は鹿児島、宮崎などで多い
食料自給率の低下と課題
食生活の多様化により、日本国内で生産されない食料が外国から多く輸入されるようになった
食料自給率の低下: 日本人が消費する食料のうち、国内で生産される割合が減少すること
外国からの輸入に頼ると、戦争や異常気象などで輸入が滞った場合に食料不足のリスクがある
輸入食品との価格競争で、国内の農家が打撃を受ける可能性がある
地産地消(地元で生産されたものを地元で消費すること)などの取り組みが重要
国内農家の対応と工夫
外国産の安価な食料との競争に負けないよう、国内農家は品質や安全性での差別化を図っている
ブランド牛(松坂牛など)の生産により、地域特有の高品質な肉の供給に努める
安さだけでなく、美味しさや食の安全・安心感をアピールすることで、消費者の支持を得ようとしている
内容チェック
問: 日本人の食生活が大きく変化したのはいつ頃か。 答: 戦後、特に1955年から1970年代にかけて。
問: 食生活の多様化によって、主食の選択肢はどのように増えたか。 答: 米以外にパン、パスタなどの選択肢が増加した。
問: 日本の周辺海域で、寒流と暖流がぶつかる場所を何というか。 答: 潮目。
問: 東シナ海の大陸棚の特徴は何か。 答: 水深200mまでの浅瀬で、太陽光が届き、海藻やプランクトンが育ちやすい。
問: 家畜を飼育し、肉類や卵、乳製品を生産する産業を何というか。 答: 畜産業。
問: 乳用牛を飼育し、生乳を搾り、乳製品を製造することを何というか。 答: 酪農。
問: 肉用牛の飼育が盛んな地域はどこか。 答: 北海道や鹿児島などの暖かい地域。
問: 日本人が消費する食料のうち、国内で生産される割合が減少することを何というか。 答: 食料自給率の低下。
問: 地元で生産されたものを地元で消費することを何というか。 答: 地産地消。
問: 国内農家が外国産の安価な食料との競争に負けないために行っている工夫は何か。 答: 品質や安全性での差別化を図ること。ブランド牛の生産など。