
サピックス:4年生:F43−01(電気回路の基本):理科のメモ
電気回路の基本を理解する
生物の活動と環境の関係を理解する
季節の現象を理解する
1. 電気回路の基本
電気回路とは:
電池のプラス極から出て、豆電球などの電気を通る部品を通って、マイナス極に戻る電気の通り道。
回路は「回る道」であり、電気が途切れることなく流れることが必要。
もし途中で道が途切れていたり、電気を通さないものが間にあると、回路は成立しない。
豆電球の構造:
口金: 電気を伝える部分。
支え: フィラメントを支え、電気を伝える部分。
フィラメント: 電気が通ると熱を発して光る部分。電気を通しにくい材質でできている。
へそ: 電気の出口で、マイナス極につながる部分。
絶縁体: 電気を通さない部分で、回路をショートさせない役割。
ショート回路:
フィラメントを通らずに電気が流れてしまう状態。
電気抵抗が少ない道を通って電気が流れるため、フィラメントが光らない。
ショート回路は非常に危険。電流が過剰に流れ、配線が発熱する可能性がある。
豆電球が光らないだけでなく、火災の原因になることも。
回路の接続:
豆電球のソケット: 豆電球を簡単に回路に接続できるようにする器具。
ソケットを使うと、豆電球の口金とへそに電線が確実に接続できる。
豆電球と電池を接続する際には、プラス極とマイナス極を正しく接続する必要がある。
豆電球の向きは関係ない。プラス極からへそへ、または口金へ接続しても点灯する。
1本の電線での接続:
電池のプラス極に豆電球のへそを直接接続し、口金からマイナス極に電線を接続すると点灯する。
1本の電線でも回路を構成することが可能。
直列回路:
電池や豆電球を一本の道でつなぐ方法。
電池を直列に繋ぐと、電気を流そうとする力が強くなる。
豆電球を直列に繋ぐと、回路全体の電気の流れにくさが大きくなる。
電池を直列に繋ぐ際は、向きを揃える必要がある。一部でも逆向きにすると、電気が流れなくなるか、電池が危険な状態になる。
電池のサイズ(単1、単2、単3など)は、電気を流す力は同じだが、使える時間が異なる。大きい電池ほど、電気の量が多いため長く使える。
直列回路では、電池を多くつなぐほど豆電球が明るくなるが、電池の消耗も早くなる。
豆電球を直列につなぐと、豆電球が暗くなる。
豆電球を直列につなぐと電池の持ちは良くなる。
電池と豆電球の両方を直列につなぐ場合、それぞれの個数によって、明るさや電池の持ちが変わる。
回路図: 電気回路を簡単に表すための記号がある。
電池:長い線と短い線で表す (長い方がプラス)。
豆電球:丸の中に×で表す。
回路図を用いると、複雑な回路も簡単に表現できる。
2. 生物の活動と環境
アリの活動:
Aタイプのアリ:気温や地温が上がると活動が活発になる。気温や地温が下がると活動が鈍くなる。
Bタイプのアリ:朝はあまり活動せず、昼によく活動する。
Cタイプのアリ:日中は活動しない。
Cタイプのアリの活動:
気温や地温が上昇すると、一時的に活動が活発になる。
ある温度を超えると、活動が急激に減少する。
気温が30度近くになると、ほとんど活動しなくなる。
気温が下がると再び活動を始めるが、夕方から夜にかけて再び活動が鈍くなる。
アリの活動と気温、地温の関係:
アリの種類によって、気温や地温に対する反応が異なる。
気温や地温の変化とアリの活動の変化を観察することで、生物が環境にどのように適応しているかを理解できる。
観察結果を正確に説明することが重要。
3. 季節の話題
大晦日:
1年の最後の12月31日のこと。
昔は「晦日(みそか)」といい、毎月の最後の日を指した。
大晦日には、年越しそばを食べる習慣がある。
冬の星座:
冬の大三角: ベテルギウス、プロキオン、シリウスを結んでできる三角形。
冬のダイヤモンド: シリウス、プロキオン、ポルックス、カペラ、アルデバラン、リゲルを結んでできる六角形。
冬は、一等星が多く、星座観察に適した季節。
冬至:
1年で最も昼の時間が短くなる日。
冬至には、カボチャを食べたり、ゆず湯に入ったりする習慣がある。
示準化石
示準化石とは: 当時の環境を示す化石。
サンゴ: 暖かく、きれいで浅い海に生息していたことを示す。
シジミ: 海水と淡水が混ざる汽水域に生息していたことを示す。
アサリ: 浅い海に生息していたことを示す。
ホタテ: 冷たい海に生息していたことを示す。
植物の葉: 湖や沼など、水の流れが少ない場所に生息していたことを示す。
示準化石となる生物: 現在も生息し、生活環境が特定できる生物。
ミカンの仲間
アゲハの幼虫はミカンの仲間を食料とする。
ミカン、ユズ、カラタチは、見た目からもミカンの仲間であることがわかる。
サンショウもミカンの仲間であり、小さなミカンのような実をつける。