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540-02:サピックス5年生社会:日本の三大工業地帯
授業テーマ: 3大工業地帯
1. 3大工業地帯
日本の主要な工業地帯は以下の3つ。
中京工業地帯
京浜工業地帯
阪神工業地帯
1.1. 中京工業地帯
場所: 愛知県とその周辺。
テキスト3ページで地図を確認。
特徴: 機械工業が非常に盛ん。
特に輸送用機械(自動車)の生産が中心。
企業城下町: 自動車関連の工場が多い。
1つの企業が発展し、街全体が発展する。
石油化学コンビナート: 四日市。
四日市ぜんそく: かつて公害問題が発生。
グラフ: 機械の割合が非常に高い。
輸送用機械(自動車)の影響。
1.2. 京浜工業地帯
場所: 東京湾沿岸地域。
テキスト3ページで地図を確認。
特徴: 重化学工業が中心。
金属工業、機械工業、化学工業など。
首都圏という立地。
情報が集積しやすく、印刷業も発達。
内陸部でも機械工業が盛ん。
高速道路の発達により、臨海部以外でも工業が可能に。
グラフ: 機械の割合が多い。
出版・印刷の割合も高い。
1.3. 阪神工業地帯
場所: 大阪府とその周辺。
テキスト5ページで地図を確認。
特徴: バランスの取れた工業生産。
総合工業地帯とも呼ばれる。
中小企業が多い。
日用品などの生産が盛ん。
江戸時代に「天下の台所」として発展。
明治時代以降、繊維工業が発展。
「東洋のマンチェスター」と呼ばれた。
グラフ: バランスの取れた割合。
2. 北九州工業地帯
かつては四大工業地帯の一つ。
現在は出荷額が減少し、三大工業地帯と呼ばれるようになった。
八幡製鉄所が発展のきっかけ。
石炭、鉄鉱石、石灰石が利用可能だった。
衰退の理由:
鉄鉱石の輸入先が中国からオーストラリア、ブラジルへ変化。
エネルギー革命:石炭から石油へエネルギー源が変化。
炭鉱の閉鎖。
現在の特徴:
自動車関連産業。
「シリコンアイランド」と呼ばれる。
グラフ: 食料品の割合が高い。
3. 工業地帯と工業地域
工業地帯: 大規模な工業地域。
工業の集積が進み、公害や用地不足の問題が発生。
工業地域: 比較的小規模な工業地域。
交通の便が良い場所や原料を輸入しやすい場所に発達。
4. その他
工業地帯のグラフを比較し、それぞれの特徴を捉える。
地図帳で各工業地帯の位置を確認。
各工業地帯で生産されている製品の具体例を調べる。
それぞれの工業地帯の歴史的背景を調べる。