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サピックス:4年生:430−13:理科のメモ

【授業ノート】

授業テーマ:水に溶けるもの

  1. 溶ける(溶解)とは

    • 目に見えない小さな粒となって、水の中に散らばる現象

    • 砂糖が水に溶けるのが溶解の一例

    • 溶解とは異なる「溶ける」現象もある

      • 融解:氷が溶けて水になる(状態変化)

      • 化学変化:石灰石が塩酸に溶けて二酸化炭素が発生する

  2. 水溶液の性質

    • 透明である(色がついていても透明)

    • 濃さが均一である

    • 溶けているものの性質が残っている

    • 重さ = 水の重さ + 溶けているものの重さ

  3. 溶けないものの特徴

    • 水に入れても小さな粒にならないもの(金属、澱粉、ロウ、木炭など)

    • 水と馴染みにくい物質(油など)

  4. 溶解度

    • 100gの水に溶ける限界の量

    • 物質によって溶解度は異なる

    • 飽和水溶液:溶けている限界まで溶けている水溶液

  5. 溶解度と温度の関係

    • 物質によって温度と溶解度の関係が異なる

    • ホウ酸:温度が上がると溶解度が大きく増加

    • 食塩:温度が上がってもほぼ一定

温度と溶解度の関係(ホウ酸と食塩の比較)

溶解度
(g/100g水)
   40|              ホウ酸
     |30|          /
     |20|      /
     |10|  /
     |/ 食塩
    0|---------------------------------------
      0   20   40   60   80   100
                 温度(℃)
  1. 溶けているものを取り出す方法

    • 水を蒸発させる:水の量が減り、溶けていた物質が残る

    • 水の温度を下げる:溶解度が下がり、溶けていた物質が結晶となって現れる

  2. 結晶

    • 水に溶けていた物質が規則正しく集まって現れたもの

    • 物質によって結晶の形が異なる(例:食塩は立方体、ホウ酸は六角柱)

以上が授業の要点をまとめたノートです。溶解の基本的な概念から、水溶液の性質、溶解度と温度の関係、溶けているものを取り出す方法、結晶について学びました。特に、ホウ酸と食塩の温度と溶解度の関係を比較したグラフは、物質によって溶解度の特性が大きく異なることを理解する上で効果的だと思います。

授業で扱われた内容を、要点を押さえつつ、図表も用いてコンパクトにまとめることができました。このようなノートの取り方は、授業内容の理解と復習に役立つと考えられます。

内容チェック

問1. 溶解とはどのような現象か。
答1. 目に見えない小さな粒となって、水の中に散らばる現象。

問2. 氷が溶けて水になる現象を何というか。
答2. 融解。

問3. 水溶液の性質として正しくないものは次のうちどれか。
a. 透明である
b. 濃さが均一である
c. 溶けているものの性質が失われる
d. 重さは水の重さと溶けているものの重さの和である
答3. c. 溶けているものの性質が失われる

問4. 水に溶けにくい物質の例として適切でないものは次のうちどれか。
a. 金属
b. 澱粉
c. 砂糖
d. 油
答4. c. 砂糖

問5. 溶解度とは何か。
答5. 100gの水に溶ける限界の量。

問6. 溶けている限界まで溶けている水溶液を何というか。
答6. 飽和水溶液。

問7. ホウ酸の溶解度は温度が上がるとどうなるか。
答7. 大きく増加する。

問8. 食塩の溶解度は温度が上がるとどうなるか。
答8. ほぼ一定のままである。

問9. 溶けているものを取り出す方法として適切でないものは次のうちどれか。
a. 水を蒸発させる
b. 水の温度を下げる
c. 水を加える
d. 水を冷やす
答9. c. 水を加える

問10. 結晶とは何か。
答10. 水に溶けていた物質が規則正しく集まって現れたもの。

以上が、授業内容から作成した10問の1問1答形式の問題です。授業で扱われた重要な概念や特徴をカバーするようにしました。選択肢を用いた問題も含めることで、理解度を確認しやすくなっています。これらの問題を解くことで、授業内容の理解と定着を図ることができるでしょう。