浅い呼吸を深い呼吸へ変えるカラダの使い方
「息が深く吸えない…。」
「呼吸が浅くて」
「息をめいいっぱい吸えてる感じがしない」
「呼吸の練習をしているけど変化がない」
このような悩みを抱えている方には…
「悪い姿勢でカラダを使っていると浅い呼吸になってしまうんです…。深い呼吸をしたい時は背伸びをして正しい姿勢になってみて下さい^^」
「背伸びをすることがポイントです!!」
と回答します。
では、なぜこのように答えるか解説していきます^^
呼吸の深さは…
呼吸と聞いてぱっと思い浮かぶカラダの部位はどこでしょうか?
鼻?口?肺?
この辺りでしょうか??
呼吸器系は鼻、口から始まり、気管が気管支に枝分かれして、肺に続きます。呼吸(外呼吸)は、”鼻・口から入ってきた外の空気”と”カラダの内で代謝されO₂が少なくCO₂が多くなった呼気”を肺で交換する運動です。
肺が膨らんだり、縮んだりすることで、空気の入れ替えを行っています。
つまり、深い呼吸をするには、肺が大きく広がったり、小さく縮んだりする必要があります。
肺の動く範囲をコントロールしているのは…
胸郭です。肺は胸郭の動きに連動します。
胸郭が広がる→肺は引き伸ばされ膨らむ(息を吸う)
胸郭が縮まる→肺は緩まり縮む(息を吐く)
胸郭の構成
胸郭は胸椎(背骨)、肋骨、胸骨で構成されています。
また胸郭の筋には、肋間筋、肋下筋、斜角筋、胸横筋、そして横隔膜などがあり、これらの筋が働くことで、胸郭は広がったり、縮まったりしています。
胸郭の可動域が小さくなるのは…
・胸郭が潰れるような円背になっている時
・胸郭の筋が硬くなっている時
・胸郭周囲の筋(頚部や腰椎から胸郭周囲に付着する筋)が硬くなっている時
胸郭の動ける範囲が狭くなり、呼吸が浅くなります。
胸郭の可動域が大きくなるのは…
・脊柱を緩やかなS字カーブ(正しい姿勢)でカラダを使っている時
・胸郭の筋が柔らかく弾性がある時
・胸郭周囲の筋(頚部や腰椎から胸郭周囲に付着する筋)が柔らかくなっている時
胸郭の動ける範囲は広がり、呼吸が深くなります。
【実験】
・猫背にして呼吸してみましょう
・壁に背中をつけて、正しい姿勢に近づけて呼吸をしてみましょう
どちらの方が呼吸がしやすかったですか??
色々な呼吸法を試しているけど改善が感じられないと言う方、正しい姿勢と胸郭周囲の筋肉を動かす体操を取り入れてみましょう!!
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初めは簡単に姿勢が崩れてしまうでしょう。
今までの人生で培ってきたカラダの硬さ、動きづらさがあるから当然なんです。
初めからスッと出来る人はなかなかいません。
「姿勢は崩れてもOK!!気づけたら直せば合格!」くらいに捉えて実践してください。1日の疲れ方が変わってくるのを少しずつ実感出来るはずです。
疲れないカラダの使い方を身につけて、深い呼吸生活をしましょう~^0^