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柔術から学んだ「深堀り」理論

私は趣味が「柔術」しかありませんw

「柔術」って聞き慣れない読者も多いと思います。

簡単に説明すると、寝技中心の柔道で主にブラジルで広まりました。
ヒクソン・グレイシーで有名な「グレイシー柔術」が注目されて以降は、逆輸入されて全国に広まっています。


柔術を初めてまず初めに戸惑うことは、技の数が星の数ほどあり、一体自分は何から手をつけていいかわからない、ということです。

私もまだ青帯で道半ばの人間なので偉そうなことは言えませんが、
まず初めにすべきことは、多くの技を手当たり次第覚えることではなく、自分に合っている(と思われる)技をとりあえず見つけ、それを一度深堀りして精度を高めることです。

すると、そこから次の展開に必要な技が見えてきます。
今度はその技を深掘りする。これを繰り返すのです。


わかりやすく書くと...

技1のチョイス→深掘り→技1仮完成→(次の展開に必要な)技2のチョイス→技2の深掘り→技2仮完成→...
右ななめ下方向にどんどん深掘りしていくイメージですね。

この繰り返しで全体の精度が高まり、その人の個性が出てくるのが柔術です。



前置きが長くなりましたが、
「これって仕事もそうだよね!」てことが今日言いたいことですw


商売は「コミュニケーション力」×「専門力」×「経営力」をバランスよく高めていくことが重要だと思っています。

それらを効率的に進めるために「深掘り」理論は有効なのです。


例えば、

興味のある分野の勉強と実践(技1のチョイス)
→場数をこなしつつ改善(深掘り)
→練り上げられた「商品」ができる(技1仮完成)
→商品に魅力があるので集客を頑張らなくても売れる
→経営が安定する
→人が雇える
→時間とお金に余裕ができるので、次の売上の柱作りができる(技2のチョイス)
→商品作りのための勉強と実践(技2の深掘り)

このようにして、商売は発展していくのが効率的ということが、私の今のところの結論です。


余談ですが、
武道の「型」は、この深掘り展開を濃縮させたものなんでしょうね。

空手をやってた時は「なんじゃ、このダンス。早く終わんないかなぁ〜」とばかり考えてましたがw