弱者のためのサバイバル経営学3 ターゲットとシステム作り【vol.7】
こんにちは。
実店舗経営12年目!
小さなジムサロン経営コンサルの尾田です。
https://gymsalon-cso.com/prof/
前回は「リピート客をつくりたいなら、まずはコンセプト作り」ということについてお話しました。
https://note.com/shisei/n/n7cc8c620ef54
今回は「ターゲット」と「システム」から精度の高い「コンセプト」はつくれる、という話。
ターゲット
ここに関してはどの店も差がないと思います。
「時間」があり、「お金」にも少し余裕があり、「体」への関心が強い。
これらのキーワードを全て満たしているのが「40代以降の女性」だからです。(後に気づきましたが、経営者もそうですね)
また、40代以降に体の変調にも気づきやすいというのも理由の1つです。
そういった理由で、私の店も独立当初は「40代以降の女性」をターゲットにしました。
が、自分のお店に来るお客様の傾向や前回記事で紹介した記事の資料などから最近は「30代以降の女性」としています。
システム
当店は2016年(独立して6年目)から「月謝制」に切り替えました。
それまでは「チケット制」だったのですが、売上が安定しないのと、チケットが切れたところでお客様との縁が切れるという悩みがありました。
月謝制のお店側のメリットとしては
・売上が安定する
・お客様との信頼関係が築きやすい
・最低週2回は通ってくれるので、効果も出しやすい
・目のトレーニングや呼吸など、都度のセッションではやりたくてもやりにくいこともできる
お客様のメリットとしては
・都度料金よりたいぶ安い
・信頼できるトレーナーやセラピストがついてくれる
・1対1なので運動が習慣化しやすい
・正しいフォームや食事法を知ることができる
・体脂肪率の減少と健康体の維持
これらのことから「30代から一生涯の健康づくりに貢献する」というコンセプトが生まれました。
結論として、
コンセプトは必ずしも最初から決める必要はなく、ターゲットやシステムを考えていくなかで作り上げる方法もある。
揺るぎないコンセプトが決まると、それに「共感」してくれるお客様が集まってくるので、不況にも強いお店ができあがる。
おまけ
月謝制のお店側のデメリット
・都度料金に比べ売上はだいぶ落ちるので、お客様の人数が必要。
・お客様の人数が増えるとスタッフ数も必要となるので人件費が上がる。
・予約がいつ入るかわからないので、常時スタッフが店に滞在しなくてはならない。
・長期の休みが取りにくい