
アンティークコインの価値が決まるのは…鑑定会社の存在が大きい
アンティークコインは希少性こそが価値であり、製造年が古いほどほど価値があがります。
気の長い話ですが、人間の一生は長くて100年と考えたら、アンティークコインの希少性が上がるのを待つのはかなり先の話になりそうです。
そのためにも、できるだけ古く、なおかつ希少性の高いアンティークコインを保有しなくてはなりません。
もっとも、古くて希少性が高ければ良いのかというとそうでもなく、アンティークコインに人気がなければなりません。
そのためにも、鑑定会社がお墨付きを与えるような、鑑定書が大切になるのです。
●希少性・グレード・需要を分析

アンティークコイン投資を行うとなると、まずはアンティークコインを保有しなくてはなりません。
先立つものがなければ保有することもできないので、まずは資金が必要となります。
そこで、自分の保有資金あるいは運転資金がいくらなのかを把握しなくてはいけません。
自分のお金だからすぐにわかるだろう…そう考えがちですが、以外と自分の総資産や運転資金、あるいは余裕資金というのはわからないものです。
大切なのは運転資金あるいは余裕資金でアンティークコイン投資を行うことです。
いくら、人気のアンティークコインを保有できたからといって、自分の総資産すべてを投げ打ってしまったので、生活もままなりません。
まずは。保有している資金(運転資金or余裕資金)ありきで考えましょう。
希少性は、ある程度調べることで自分で把握することができます。
ちょっと大変なのがグレードです。

同じアンティークコインでもランク分けされているものがあります。
同じ出自のアンティークコインなのに、かたや二束三文、かたや希少価値というものも少なくないのです。
このあたりは少なからず知識が必要なので、ネットで調べるなりで自分なりに知識を積んでおく必要があるでしょう。
また、予算ありきなので、欲しいものがあっても予算内で収まらなければ意味がありません。
お金が足りないならローンを組んで…というわけにはいかないのが投資の難しいところでもあります。
なので、結論からいうと、まずは予算ありきということになります。
予算が決まったら、その範囲内でアンティークコインのおすすめ銘柄や希少性・グレード、そして需要などを分析していきます。
●購入の決定打となるのは

希少性については、判断がつきにくい部分もあるのですが、基本的には発行枚数で判断ができます。
当然と言えば当然ですが、たくさん出回っていれば希少性が薄れてくるので、できるだけ出回っていないもの…ということになります。
これは、資本主義の基本原理といってもいいでしょう。
出回っているかどうかの他に、発行年や歴史的背景などが重要となるケースもあります。
そして、グレードですが、詳しくは鑑定会社による状態の評価の面が大きいです。
一般の人では、先述したよう、に同じアンティークコインでグレードに差があるのはわかりにくい部分です。
グレードについては、鑑定会社の判断にまかせたほうがいいでしょう。
需要についての分析は難しいです。
人気のあるなしで判断できればいいのですが、そこに希少性など様々なものが加味されてくるので判断が難しくなるのです。
人気度だけでは、ウナとライオンのように美しい女性が描かれていたり、動物が描かれたりしているコインは人気が出やすい傾向にあります。
また、ナポレオン金貨のような歴史的な英雄が描かれたコインは人気の的といっていいでしょう。
まとめると、
・希少性
・グレード
・需要
以上の3つの要素を総合的に分析して、予算の範囲内でアンティークコイン投資に適した銘柄を見つけましょう。
●アンティークコインの代表的な鑑定会社

アンティークコインの評価は鑑定会社がおこないます。
現在アンティークコイン業界で権威のある鑑定会社は以下の2社になります。
・NGC(Numismatic Guaranty Corporation)
・PCGS(Professional Coin Grading Service)

いずれもアメリカの鑑定会社です。
アンティークコインの鑑定会社は他にも存在していますが、評価のポイントが細かくグレードの基準が厳しいといったことで世界的に権威が認められているのはこの2者になります。
信頼性が高く代表的な鑑定会社です。
○NGC(Numismatic Guaranty Corporation)
MGCは1987年に設立された鑑定会社です。
Numismatic Guaranty Corporationを和訳するとアンティークコイン保証会社となります。
世界最大級の鑑定会社で、アメリカ・フロリダ州に拠点を置いています。
どれだけ、権威のある鑑定会社かというと、スミソニアン博物館やミントミュージアムに展示されているアンティークコインの鑑定も行っているので、その実力のほどがうかがわれます。
鑑定できるコインは、古代~現代まで幅広く、コインの汚れを除去して美しく保存するサービスも行っています。
提供するなど事業の幅も広いです。
日本からNGC社に鑑定を依頼する場合は、コイン取引業者を通すことになります。
鑑定にかかる費用は、鑑定するコインの評価額によっても異なり、3万円以下であったり、偽物であったりした場合も一定の料金が発生する仕組みとなっています。
例えば、1,000万円の価値を持つアンティークコインであっても数万円の鑑定料となるので、個人でも鑑定依頼を出すことは可能といっていいでしょう。
次に紹介するPCGS社と比較しても、鑑定するコインの種類の幅や事業内容の広さにおいてMGCのほうが優れています。
○PCGS(Professional Coin Grading Service)
PCGSは1986年に設立された鑑定会社です。
アンティークコイン格付専門サービスといった意味を持ち、アメリカ・カルフォニアに拠点を持つ鑑定会社です。
世界共通のアンティークコインのグレード基準を設定した会社として知られています。
これによって、アンティークコインの品質を保つ基準ができたので、アンティークコイン投資業界への世界的な貢献は大きいといっていいでしょう。
グレードを70段階に細分化するシャルドン・スケールは、現在さまざまな鑑定会社が使用しています。
MGCのほうが鑑定するコインの種類や幅が広いという強みがあるのですが、PCGSのほうが鑑定基準は厳しいという声もあり、PCGSの鑑定書のほうが信頼性が高いと考えている投資家やコレクターが多いのが特徴です。
両社の鑑定料にそれほど大きな差異はないので、モダンコインを中心に鑑定を依頼するなら、PCGS社に依頼するほうが良いかもしれません。
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