不思議なアート・アニメーションの紹介

この記事が下書きのままで放置されていた事に気づき公開しました。

昨年の投稿でアートアニメーションとは何かをつづった後に、今回は少しマニアックな大人向けアニメーションをご紹介します。

(写真は作品が収録されているDVDになります。)


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①ユーリ・ノルシュテイン『冬の日』

前回紹介した『霧の中のハリネズミ』、『キツネとウサギ』と同じ作家です。

松尾芭蕉の俳句を元にしたアニメーション。作品は数分しかなく、あっという間に終わってしまいますが、傘が飛んでいるシーンは物悲しくて素敵。

余談ですが、となりのトトロでも、さつきがお風呂を炊くために集めた薪が風に飛ばされてしまうシーン 自然>人 のような感じも好きです。



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②イジー・バルタ『緑の森のバラード』

チェコの作家です。作品『笛吹き男』の方が有名ですが、

木や葉など自然素材を使ったアニメーションは珍しい!と思いご紹介。個人的にはこの作品が好きです。

冬から春景色?どうやって撮ったのだろう・・つい考えてしまいます。



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③川本喜八郎 『道成寺』

日本の作家です。『道成寺』は『安珍・清姫』伝承を元にした作品。

話もですが、人形の動きがやけにリアルなのも、怖さを増します。(息づかいの感じとか。。

④川本喜八郎『不射之射』

原作は小説家の中島敦『名人伝』。

感想ですが、極めた先は、目に見えるものでなく見えないものを習得したのだと思いました。また、合気道の「天霧」という技と通じるものを感じました。

⑤川本喜八郎『詩人の生涯』

安部公房の小説をアニメーションにした作品。

なんとも不思議なアニメーション。画だけでも観ていてて引き込まれます。

紹介したアニメーションはセリフがないものが多く、より想像をかき立てます。


私は作品を観た直後は、あれこれ解釈しないようにしています。

ある時、疑問だったこと、引っかかっていた印象的なシーンが、何かのきっかけで、点と点が繋がることがあります。その時初めて、意味を見出すことがあります。

なので、作品は深く考えず、感覚的に観ることをおすすめします。

こういった昔の手の込んだアートアニメーションが、本音としてはサブスクとかで気軽に観れたらなぁというふうに思います。

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