トマトジュースとわたし。

GW 占いの師匠のところへ
占いにいった。

店主は一万人の第九もだが門真の第九などでも歌っている。
占いに通っているころ 師匠がまだ師匠ではなかったころ 一万人の第九つながりで紹介してくれたのだった。
ビアバーで 定期的にここで占いをしている師匠には
かなりのお客さんがついているっぽい。
この店のつながりで 季刊誌にも占いのコーナーも持っている。

店に着くころ 雨が降ってきていた
一番に見てもら得る時間に行ったのだが
予約があるらしく 微妙なタイミングだった
「今日は急ぐ?」
そう聞かれて 全然構わないから
シードルを飲んで待っていた。

シードルもうすぐなくなるからなぁ

キリンが7月までしかシードルは販売しないので
もしかすると これが最後になるかもしれなかった

ここでは シードルとちゃんぽんが私のいつものオーダーメニューだった。

シードルを飲みながら 鑑定されているひとの
連れの人と話をする
占いが好きな人らしい。
師匠のことをあたるんだと話している
彼女は二日酔いだからと トマトジュースを飲んでいた。

もういっぱいトマトジュースをオーダーすると
さっきのが最後だと言われている。
二日酔いだが結局向かい酒することにしたらしく
ハートランドを注文する。

トマトジュースを。

そのオーダーを聞いて 久々に
トマトジュースという存在が私の世界に現れた気がした。
随分久しぶりな気がする
両親が喫茶店をしているころは
好きでよく飲んでいた
デルモンテのトマトジュース。
お客さんに出すために買っているのに
私がよく飲んでしまって・・・
お店より私の飲む方確保のために発注していたようなものだった。
そんなに飲んでいたはずのトマトジュースを飲まなくなって行っていた。

お店でなんて頼まないし。

翌日から新しいオフィスに通うことになっていた
そのビルの自販機には トマトジュースの文字・・・。
自販機でトマトジュースって見た記憶がなかった

あのひ あのお客さんの注文を聞いて
私も少し トマトジュースを飲みたくなってしまっていた。
思わず PayPayでトマトジュースをかって
お茶も買おうとしたがうまくいかず・・・
トマトジュースだけを持って席に戻った。

意外に美味しかった
出社した時には きっと毎回 この子を買うことになっていくのだろうなと思っているのであった

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志彌 -ゆきみ-
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