「演劇が観れるようになったら」では間に合わないかも
3月16日(facebookからの記録用転載)
アートの世界を生きている舞台人たちは、あまり金銭的なことを口にしないけど、国だけじゃなく多分観客がサポートしないと、ここから自粛期間乗り切れない人や団体ががたくさん出てきます。
キャンセル料はどこからも入らないし、
無料の配信は、収入にはならないし。
「演劇が観れるようになったら会おう」では間に合わない可能性を強く危惧しています。
だからといって公演をやればいいとは、もはや言える状況ではなく。
自粛を受け入れることは、政府のいいなりになってるという意味ではなく、制作的な判断で難しいということです。
うちもすでに5月までキャンセルが出ていて、自分たちの生活もそうだけど、創造の場であるスタジオも守らねばならず、早速、あちこち相談に行っています。
市の産業課に行くと、
セーフティーネット4号(5号も)の認定が受けられるけど(あくまで融資のための認定ね)
「最近一ヶ月の昨年比が20%減」という条件とのことで、「最近一ヶ月」は「2月」なのだそうです。
で、もし「3月」から収入が減っているなら、来月申請してください、ということでした。
認定書をもらって、商工会議所を通して融資申請する、という流れみたい。
日本政策金融公庫は、確か17日から、総理が言った実質無利子の貸し付けを受付開始するそうです。
どちらもどれくらい期間がかかるかわからないので、早めに動いた方がよさそうでした。
もうすでに産業振興課の電話はつながりにくくなってたし。
少なくとも、減った収入の根拠(キャンセルとかの一覧でもいいらしい)や、これまでの確定申告書や決算書、今年現在までの収支はまとめておいた方がよさそうです。
毎日状況が変わるので、どの担当者も情報が追いついてないところがあって大変そうですが、現場の方々は親身でした。
実際どういう手段を取るのがいいのかは正直まだわからないのだけど、
この小さな音楽団体が地元にあって、その現状が行政の人に可視化されるというのは大事なことだと思っています。
一方で自粛要請による補償は求めたいと思ってあちこち意見は送りつつ。
口にしないでいると、なんだかんだ生きて行ける人たちと思われてしまうから(まあ、それくらいみんな強いんだけど笑)、あえて、夢のない現状も書いておきたいと思いました。
とはいえ、ワクワクする創作は続いているので、あんまり現実を直視しないのも事実ではありますが(笑)
わらび座も、切実なお願いです。
母の地元ということもあって、昔温泉宿に泊まって、クラフトビール飲んで、劇場で舞台観たなあ。
つぶしちゃいけない団体、たくさんあるよね。