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コロナと生きる2020年の日記

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図らずも、2020年は大変な年になってしまった。これから何が起こるのか、何を感じるのか、ただただ残しておきたいと思いました。せっかく、生まれて初めての経験を世界中でしているのだか…
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#音楽

生の音に号泣した話

緊急事態宣言中は、うちのX-jam Studioも基本的にレコーディングもリハーサルもストップしていて、私も打ち合わせ以外はしばらく自宅での仕事だったので、今月、ようやく一つ、音楽リハーサルを行いました。

マリンバ奏者の方のソロ。

仲良くさせてもらってるので、もちろん過去に何度かステージでの演奏を聴いたことがあるし、緊急事態宣言前もリハーサルをしていたので、特に目新しいことはないはず。

と思

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ひとつになるのではなく、個々のままでも手をつなげる連帯#WeNeedCulture

ひとつになるのではなく、個々のままでも手をつなげる連帯#WeNeedCulture

#WeNeedCulture というプロジェクトがスタートしたのを見て、心底ほっとするというか、心が晴れた。

演劇、音楽、映画とそれぞれの支援を求めて別々に動いていた団体が、横のつながりを持って共通の要望書を国に提出した。官民一体で文化芸術復興基金をつくろうというのが、共通のメッセージだ。提出後の動画配信を見たが、俳優や舞台監督や照明家などの裏方、ライブハウスやミニシアターの経営者、あらゆる立場

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分かりやすくすることは本当に必要なのか

分かりやすくすることは本当に必要なのか

ミュージシャン(特にクラシックを学んだ音楽家)と話題に登るのは「クラシックの敷居を下げて一般の人に分かりやすくするのは必要なのか」という話題。

今日もスタジオに来た音楽家とそんな話になった。

もちろん、堅苦しくなく音楽を楽しんでほしい。音楽は理屈じゃない。のだけれど、「分かりやすくする」ことで、どうしてもこぼれ落ちてしまうことがある。

例えば、有名なピアノ曲は、よく初心者用に簡単な楽譜にアレ

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