ミュージカル ローマの休日
ミュージカル「ローマの休日」を観てきました。
帝国劇場のコロナ対策は、検温、消毒は勿論のこと、普段ならずらりと並ぶ物販がほとんどありませんでした。
パンフと少し。グッズって割と現地で勢いで買っちゃったりするから・・・寂しい限りです。
幕間に利用できるカフェも閉まっていました。
ロビーは飲食可だったんだろうか?でも、飲み物を飲むのも躊躇われる感じ。休憩時間に外に出てこそこそと飲みました。座席は勿論マスク必須です。何かあった時のために、アドレス登録もしました。
当たり前ですが、出演者の出待ちも禁止です。
2階席でしたが、一番前の列は横並びOKでそれより後ろは互い違いになってました。しかし、後ろの方はかなり空席がありました。平日、ということもあったかもしれませんが・・・あえて売ってない可能性もあるのかしらん。入場制限?
この日のキャストはアン王女 朝夏まなとさん ジョー・ブラッドレー 加藤和樹さん カメラマンのアーヴィングは藤森慎吾さん。
え?あのオリラジの?と思ったら本当にオリラジの藤森さんだった!
多才だわ。なんでもできる人はすごいわねえ。
いきなりダメ出しみたいですが、このミュージカルの勿体ないところは広い劇場でたくさん人が出てるのにも関わらず、ほとんどこの3人で話が終わってしまうところですよ。
色々な人に各々見せ場があって、それぞれにドラマがあるようなのが好きなので、それだけはなんだか残念な気がしました。
ただ、細かいところの作りこみがすごくて、特にアン王女が建物から抜け出すところは、料理人だとか猫!(勿論作り物)だとか色々な人が有機的に絡み合って「奇跡的に誰も王女を見てない」みたいな瞬間を作り出すのがすごい面白かったです。
映画を見たのはすごい昔なので、はっきりとは言えませんがストーリーや場面は結構忠実に再現されてたのではないでしょうか?
スクーターに乗る、なんかも広い劇場だからこそ。
良く知ってる話だし、まあ・・・とか思ってたけど、結構泣いてしまってびっくりです。
逃げ出す前のアン王女のストレスが痛い程表現されていたからかもしれません。
1日だけの恋、冒険、逃避。そして、必ず元いた世界に戻らなければならない・・・そこに普遍的なものがあるのでしょうか。
終わった後もいつまでも夢を見ているかのような気持ちになれました。