ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語
自粛が解除されて、初めて映画館に行きました。
知らなかったんですが、私、今月はお誕生日割引で映画が1200円で観られるんですね。(映画館にもよると思うが)
今月中にたくさん観にいかなければ!使命!
勿論、映画館に入る前は検温が行われ、消毒もしっかり。座席も1つ置きでしか座れないようになってます。
さて、「若草物語」と言えば・・・あの「若草物語」です。
4姉妹の織り成す美しい物語で、子供の頃は児童書も様々な訳で読んだし、「ハウス名作劇場」のアニメでも見ていました。
あの「若草物語」から「数年後」と「過去」を行ったり来たりしながら物語が進みます。
子供の頃のイメージよりも大分「生々しい」というか「人間的」というか、登場人物のある意味欠点ともいえるような姿もそのまま描かれています。
4姉妹がきゃっきゃしながら歩いてる姿が断片的に記憶にあるだけだったので、「こんな話だったのか!」と結構驚きでした。
特に、一番下のエイミー(フローレンス・ピュー)が劇場に連れて行ってもらえなかった腹いせに、作家志望の次女のジョー(シアーシャ・ローナン)の書いた原稿を燃やす場面。
作家にとって原稿は命そのもの。それを燃やすとは・・・ちょっとひどすぎやしないでしょうか・・・
心臓がえぐられるような痛みを覚えました。
多分、エイミーの中にも色々と溜まっていたものがあったのでしょう。
ジョーというのはやっぱりすごい人で、才能もあって「自分」というものをしっかり確立していて、「真っすぐ」で女の子が憧れるような存在。
そういう人と「姉妹」というのは、特に自分も画家志望で野心もあったエイミーにとってしんどい部分もあったんだろうなあ・・・と。
「姉妹」というのは「助け合って生きていく」という「きれいごと」だけでは済まされない部分がたくさんあります。
生々しい「女」のぶつかり合いです。
エイミーはわがままで自由で、伯母さんの影響もあってか「お金持ちと結婚しなきゃ」と思ってるようなところもありますが、この映画ではそんなところも含めてたまらなくキュートです。全体的に丸くてかわいい。
ジョーとエイミー、そして近所に住む繊細な男の子、ローリーとの関係性はたまりません。
最後にジョーは「若草物語」を書きあげます。
その際、「ビジネスのため」次女を結婚させて物語を終わりにします。
編集者に「その方が読者が安心するから」と言われて。
実際の作者のオルコットも結婚していません。実は子供の頃、これがとても不思議だったのです。
恐らく作者の分身であるジョーは結婚したのに、なんで作者自身は結婚しなかったのか?
そして、今回映画で見てあらためて「女性の主人公が結婚したほうが読者安心する」というところ、それは「自分にもある」ということに気づいてしまいました。
リアルには結婚によって不幸になっている女性はたくさんいるのに、なぜ「物語の女性が結婚すると安心する」のか。
特に私自身は「女性差別」は絶対に許さないゴリゴリのフェミニストだというのに・・・
ショックだわ。
ここに根深い社会の洗脳があるように思えてなりません。