城攻め日報 Vol.003_姫路城~02本丸(天守閣)までの道のりの段~
2019年3月1日
訪問日 2019年2月20日(水)
天候 晴れ
時間帯 9:00~18:30
冬の姫路城攻め日報の第二回目は難解な姫路城本丸(天守閣)までの道のり編です。
特別公開されていた小天守群については、
別記事で書いてあるので、気になる方は見てください↓
姫路城の縄張り
一度でも行ったことのある方はご存知かと思いますが、
姫路城って入場して本丸まで、何度も門をくぐって曲がりくねった道を進んで、すぐそこに天守が見えているのに、
また曲がってくぐって…と繰り返してようやくたどり着くんですよね。
平山城(小高い山を利用して作られた城)なので、上り坂ですし、
敵の進軍スピードを遅らせるために、階段を下ったりもされられますし…
そういえば平坦なまっすぐな道ってほぼないですね!
運動不足な方だと天守閣に入るまでにへとへとになっちゃいます…
と、そんな大変な道のりを写真を見ながら振り返りたいと思います。
天守閣への入り口_菱の門
入場口を通ると、本丸へ進む道、西の丸へ進む道に別れますが、
ぱっと見ても門が見えない…!
いわゆる、桝形ってやつですね。
まっすぐ進んで突き当りを左に曲がると大きな門が見えます。
菱門ですね。
さすが姫路城の入り口の門、大きいし、装飾も素晴らしいし、
圧倒されますね。
いの門
菱の門を超えると開けた場所へ出ます。
まっすぐ見ると、いの門が見えます。
-三国堀と天守閣-
右手を見ると三国堀を挟んで渡櫓越しに天守群。
入城前の場所から比べるとかなり近づいた感じがしてワクワク。
天候が良ければ堀に移った逆さ天守が見えることも♪♪♪
(今回は見逃した…おそらくうつっていたのに…小天守群のことしか頭になかった…)
左へ進むと西の丸、右に進むとるの門ですが、まっすぐ進みます。
(西の丸とるの門については後日)
ここからは徐々に間口が狭くなっていきます。
防御のための作りですね。
-いの門内側から-
門を抜けると開けた空間。
左手は高い土塀に囲まれ、狭間から狙われる~って感じ…
右手は二の丸。
-二の丸跡からの天守閣-
天守が見えて…近づいてきたけど…どこから行くのって気配がプンプンします。
だって…道が分からない
ろの門
とりあえず目の前にある門(ろの門)へ進みます。
なんだか囲まれている気配を感じながらくぐります。
案の定、目の前は土塀。狭間の恐怖。
ここからはまさに迷路の始まり。
これまでまっすぐで広い通路だったのに、細く曲がった通路が登場!
(城好きのみなさんテンション上がってくるとこですよ!!)
ゆっくり写真とりながら進んでいたらここまででも結構時間かかりますよね~
奥へ進むと、ここで分かれ道。左が西の丸、右手が本丸へ続きます。
180度転回しよう!
本丸へ向かうには土塀を挟んで180度向きが変わります。
簡単には進ませてくれませんね。
そして細い通路、両脇を土塀に囲われ、緊張感が増します。
ここはナイスショットの取れるアングルなので、ぜひ撮影を!!
はの門
細い通路の先にある、はの門。(全体の写真なかった…)
櫓に囲われて先の様子が見えないのでドキドキです。
門を抜けると急な石段になっています。
のぼり辛くする工夫ですね。
十字架が隠れてます
はの門を抜けると大きな櫓のようなものが見えますが、にの門です。
(ぐるっと回らないとくぐれませんが…)
この、にの門には十字架が隠されています。
隠れキリシタンだった、家紋だなど所説あるそうです。
高いところにあるので、じっくり観察してください。
天守が見えるのに…
ここでまたナイスショットスポット。
にの門、土塀、天守閣が一緒に撮影できる絶好の場所です。
ただ、すぐそこまで天守が見えているのに、まだたどり着けないの?
って気もしてきます…
なんせ、すでに門は4つもくぐっちゃいました。
まあまだまだあるんですけどね!
再度180度転回
ここでまた180度、進む方向が変わります。
そして、長りながらの急こう配。かなりの足止め。
ここでようやく、にの門が登場。
にの門
先ほどのはの門から見えたのが、にの門。
ということはかなりのぼったってことですよね。
ずっと上り坂です。
そして、にの門。低くて、中で90度曲がります。
ということは…槍(やり)なんかを持っていたら通れないですよね…
さすがです。
にの門を抜けると平坦な広場…
ここまでの道のりでお疲れの方はベンチがあるので、お休みください。
ほの門
開けた広場と大きな天守に気を取られて、一瞬進路が不明に…
なぜなら、ほの門、これまた狭くて低い。
ぱっと見、隣の石垣の延長かと思ってしまいます。
油塀
-油塀(水の門_左、ほの門_右)-
ほの門を抜けると、油塀が姿を表します。
土壁で、粘土と砂を交互に撞き(つき)固めたもので堅固だそうです。
もともとは白漆喰が上塗りされていたそうです。
この油塀を挟んでまた180度転回します。
水の一門
水の一門をくぐるとまた90度曲がり、水の二門へ。
ここまで曲がってばかりだと、進むに進めない。
こんなに防御があって、ここまで敵がたどり着くことはあるのかな…と思います。
-水の一門上に望む天守閣-
水の門にきてようやく天守閣の真横に来ます。やっぱり大迫力。
しかし…まだ門が続いている…
そして、天守を見上げると石落としもある…
もう攻められないと精神的にも追い込まれそうなつくり。
水の二門
ここに門を作るのかと思いました。
手前の一の門からも先にある三の門までも距離も近い。
あっぱれですね。
水の三門
これまた低い門です。
くぐるとまた90度曲がって階段を上ります。
-水の三門を抜けた先から-
大迫力の天守群がお目見えします。
ここはかなりの興奮ポイント!
やっとここまできたかとの気持ちになります。
あとは水の四門と水の五門。
すみません。写真がなかった…
水の四門まで細い通路を進んで……
ここまでくると天守閣入り口ということで屋根が設けられています。
ようやく到着です。
ふ~長かった…
天守内部、その他の櫓や門、西の丸の話はまた後日!
LiSsan