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身内の輪

おとといは僕が所属していた大学のピアノサークルのOBOG演奏会だった。
一つ上の先輩(Rさん)が去年から企画してくださって、今年で2回目になる。僕は去年引退したので、OB1年としてエントリーさせてもらった。

演奏前に軽くコメントをするのだけど、みんなそこで近況報告をしていて、ゆるい雰囲気でとても楽しかった。一番上でOBOG6年の方が参加されていて、演奏者は30人ほど、聴きに来た方を含めれば50人ほどだった。なんで今まで開催されていなかったのか不思議なくらい盛り上がった。Rさん、札幌で尋常じゃないほど忙しい中にも関わらず開催してくださり本当にありがとうございます。

サークルの演奏会はカラオケのようなものだと個人的に思っている。何の曲を弾いても基本許されるので、みんなが周りに聴かせたいお気に入りの曲をそれぞれ持ち寄って、整えられた舞台で味わって、休憩時間にみんなで感想を言い合う。注目されるのは演奏そのものではなく、「誰が演奏をしているか」である。説明が難しいのだけど、仲の良い人がいま目の前でピアノを演奏しているとして、その人と今まで一緒に過ごしてきたときに見せてくれた人柄などを知っているから、全く知らない人の演奏を聴くよりも楽しめる、みたいな感じ。要するに、全員身内だとめっちゃおもろいよってことです。
知っている人しかいない演奏会って日常で普通起こらなくないですか?もちろん、初対面の方もいらっしゃるけど、演奏前のコメントを聞くだけでその方の人となりや背景が少しでもわかるからおもしろい。というか演奏前に全員何か一言しゃべる演奏会も普通に暮らしていたら出会わなくないですか?

演奏順は誕生日順ということで、4月9日生まれの僕がトップバッターだった。さらに初参加なので、場を温めるのと自己紹介も兼ねて、1曲目は僕の下の名前である匠と掛けて「劇的ビフォーアフター」の挿入歌の「TAKUMI/匠」を演奏した。同期にお願いして職人っぽいヒゲをマジックペンで顔に描いてもらった。横顔が松井ケムリみたいと言われた。

リフォームの匠

出オチ感あったけど、まあまあウケていたのでよかった。2曲目は、超ミーハーなので「ライラック」を弾いた。本番に弱い(ので外面でごまかしたくなる)ため、どっちも何箇所かミスってしまい悔しかった。暗譜してレパートリーに入れられるようになるまでまた練習しようと思った。それに弾いてて気持ちいいので。

出演者の皆さん

僕はこういう感じで差異を生み出すのが好きなので、これを受け入れてくれる身内の輪を広げられたらなと思っている。その第一歩としてこのnoteに残してみました。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。こういうことだけやって食っていけるような仕事ってありませんか?

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