Rust cargoのいろいろメモ
1. プロジェクトの作成
新しいRustプロジェクトを作成します(ライブラリやバイナリ)。
バイナリプロジェクトの作成(main.rs が生成される):
cargo new project_name
ライブラリプロジェクトの作成(lib.rs が生成される):
cargo new project_name --lib
2. ビルド
プロジェクトをコンパイルします。
通常のビルド:
cargo build
リリースビルド(最適化されたバージョンをビルド):
cargo build --release
実行
作成したバイナリを実行します。
cargo run
チェック(コンパイルの確認のみ)
コードを実際にコンパイルせず、エラーがないか確認します。
cargo check
テスト
テストコードを実行します。
cargo test
依存関係の管理
依存関係(クレート)を追加します。
クレートを追加:
cargo add crate_name
クレートのバージョン指定:
cargo add crate_name@1.0
機能(features)を指定して追加:
cargo add crate_name --features feature_name
デバッグ情報
依存関係やビルドの状態を確認します。
依存関係をツリー形式で表示:
cargo tree
プロジェクトの情報を表示:
cargo metadata
アップデート
依存クレートのバージョンを更新します。
クレートの最新バージョンをインストール:
cargo update
よく使う便利なオプション
デバッグ用の詳細情報 コマンドに --verbose を追加すると、より詳細なログが表示されます。
例:
cargo build --verbose
特定のRustバージョンでの実行 Rustの特定バージョンでコマンドを実行します(例: nightly)。
cargo +nightly run
依存関係の削除 cargo-edit クレートを使うと、依存クレートの削除が可能です。
インストール:
cargo install cargo-edit
クレートを削除:
cargo rm crate_name
高度なコマンド
プロジェクトのクリーニング ビルドされた成果物を削除します。
cargo clean
ドキュメント生成 プロジェクトのドキュメントを生成し、ブラウザで表示します。
cargo doc --open
リリースパッケージの作成 配布可能な形式でパッケージを作成します。
cargo package