見出し画像

すき焼きを終えて

今回京都に来たのは細々行きたいところなどはあったのですが、大きくふたつの目的がありました。

ひとつめは、文学フリマでの出店。

このことについてはまだまとまっていないので、また別記事でお話できたらと思います。

そして今回お話するふたつめの目的は、「丁寧なすき焼き」をたべること。

旦那がふらりと京都旅行をした際に行ったお店で、話によると、調理担当の人がずっと横についてくれて肉を焼いてくれるらしい。

なにそれ!?そ、そんなのいいの!?

一人で行ったら、一対一でただ肉を焼いてくれるらしい。

いいの!?

正直身の丈に合わないようなお値段はしたのですが、そんな体験してみたい……ということで予約して行ってきました。


アーケードにある立派なお店

到着すると履物を預かってもらい、個室へ案内されます。

飲み物はお肉の味を楽しみたかったのでウーロン茶にしましたが、地味に驚いたのが瓶のウーロン茶だった上に、ドンピシャのサイズ感のグラスに目の前でついでいただけたことです。あのサイズ感なに?


お肉だ!

話に聞いていた通り、お着物をきた女性の方がお肉を焼き、砂糖をまぶし薄い色の醤油を回しかけ炒めていくではありませんか。

肉を調理する工程だけではなく、卵を割るところからやってもらえました。

そしてまたも驚いたのが、卵についた白い塊のからざを箸で丁寧に取りのぞいてから目の前に差し出してくれたのです。

いいの!?

「どうぞお召し上がりください」と言われてから、ご飯が出てくる前に手のひらより大きいサイズの肉を頬張らせられる。

旨味とともに感動が溢れてしまった。柔らかいのにしっかりお肉の味がするし、砂糖の甘みがうるさくなく絶妙……!

一口ではおさまらない肉の質量に

「これは、おもてなしだ!!」

と緊張感をまといつつ脳が痺れる。

その後野菜や豆腐やしらたきなども調理してもらい、色づいてゆくのを固唾をのんで見守る。会話はない。真剣に食べる。食べてもよくわからない食材も居たりする。

担当の方が裏へ戻り、デザートを待つ間感想を言い合いながらおいしく食べる。ただ食べる。ちょうどいい量を。


やったー!

デザートはメロンでした!このサイズ感のメロンは何年ぶりだろう?デザートが果物で自然の甘みなのが余韻を邪魔せずとっても嬉しかったです。

食後はあたたかいお茶も頂き、

「私は玄米茶だと思う」

「いや玉露入りの緑茶だよ」

と旦那と言い合い、隣の席の案内で玉露入り玄米茶だと判明した。

「相打ちだね」

「引き分けでいいじゃん。なんでどっちも死ぬの」

とかなんとかやりとりをして笑ったりしました。

いやほんと、美味しかったしいい体験でした……

すき焼きを終えて、出てくる感想はため息です。

また絶対に行くぞ〜!!

おわり

いいなと思ったら応援しよう!