見出し画像

非エンジニアの生成AIパスポート受験記録【合格体験記】

はじめに

非エンジニア一般人が生成AIパスポートを受験してみた備忘録です。
2024年10月時点の情報で書いており、最新の情報とは異なる場合があります。
なお、結果はまだ来ていないですが多分合格したんじゃないかなと多分。
2024/11/19追記:合格してました。

生成AIパスポートとは

一般社団法人生成AI活用普及協会(GUGA)が提供する、AI初心者向けの生成AIリスクを予防する資格試験。(公式サイト

試験の対象者
・AI、生成AIに興味関心のある方
・生成AIを正しく活用したい方
・ビジネスでの生成AI活用に不安のある方

https://guga.or.jp/outline/

上記対象者にあるように、AIの入門的な知識や活用する上でのリスク管理・リテラシーを学ぶ資格。

  • 試験内容:択一または複数選択回答形式、60問

  • 試験方法:PCまたはタブレット・スマートフォンから実施するIBT方式(オンライン受験)

  • 試験時間:60分

  • 合格基準:非公開

  • 受験料:11,000円(税込) *学生は5,500円税込(要証明)

  • 合格発表:受験の翌月末までに個別に通知

申込期間と受験期間が制限されており、受験期間は2月・6月・10月、申込はその前月末までとなっています。(2024年現在)
受験期間の月であれば何日の何時に受けても良いとのことで、事前に勉強して月初にさっさと受けてしまうのがいいのかなと。受験料高いし
事前に公式サイトから申込・会員登録してマイページから受験に進む形です。

公式サイトには出題範囲が「シラバスより出題」とあるのですが、シラバスがほぼ参考書の目次レベルでITパスポートのシラバスのように用語例が載っているわけでもないので、特にAIの知識が豊富とかでなければ後述する参考書または問題集の購入がほぼ必須かと思います。

勉強開始前のスペック

試験結果【合格】

  • 受験日:2024年10月13日 朝8時ごろ

  • 所要時間:25分くらい

  • 試験結果:合格

試験結果の詳細が来るかどうかまだわからないのでわかったら追記しますが、多分8割は取れてると思うので流石に受かるんじゃないかなと思います。これで受かってなかったら恥ずかしすぎるな。
2024/11/19追記:公式に時期がアナウンスはされてなかったので月末かと思っていましたが、朝メールチェックしてたら合否が届いていました。

受験者全体の得点率しか分からないが、手応え的にまあこんなもんかなという感じ


どシンプル合格証

合格率75.75%ということなので普通に簡単な部類の試験だと思います。
思ったより受験者数多くてその方が吃驚した。

感想

  • テキスト熟読すればほぼいけそうな素直な問題

  • とはいえ、新規の資格あるあるではあるんだけど、練習問題の数が少ないため答えの丸暗記にともすればなりがち。解説や誤答選択肢の内容までしっかり確認するくらいしないとシンプルに読む量が足りない。(ので、資格参考書以外のAIの入門書とか読んでイメージ掴むようにした)

申込~勉強~試験の流れ

①事前準備:申込・公式テキスト兼問題集を買う

10月の試験の申込期間は9月末までのため、9月頭くらいに申込。
PayPal経由の支払いなのでクレカOK。

公式のテキストは下記の2種類。

前者はおそらく教科書的な本(買ってない)で、後者は章立てごとの解説と問題集・模擬試験1回分のセットと言う感じです。
勉強・受験した感じだと後者の方だけで十分かなと思います。
後者はAmazonでも買えますがなぜか前者は公式サイトしかなさそう。

②テキスト流し読み~単語暗記

テキスト&問題集のテキスト部分を読みながら知らない用語・内容をメモ程度にノートにまとめたりする。
量的にさほど多くないので、繰り返し読むのを重視してながら読みとかしてました。
個人情報保護・権利関係の部分は普通に常識問題みたいなところも多かったので結構読み飛ばしています。だいたいITパスポートで見たところ。

③章ごとの問題を解く

章ごとに練習問題があるため1章終わったら問題解く→間違った部分を読み直ししてもう一回解く。それを章ごとに繰り返す。
練習問題は○×形式のため、曖昧な問題は解説もしっかり読み込むことをおすすめします。×問題でどこが間違っていて正しい記述はなにか、を言えるようになるのがベスト。

④模擬試験を解く~練習問題と模擬試験を繰り返す

1周終わった段階で巻末の模擬試験を解いてみると明らかに覚えてない分野があったりしたので、そこを一度読み直して再度模擬試験。
あとは時間少しおいてから練習問題と模擬試験を数周。間違った問題は単語をノートにまとめ直したり。

⑤脱線:AI関係の本を読む

あらかた正解するようになった…というか回答を覚えつつあった状態でまだ試験月になっていなかったので、『生成AI時代の「超」仕事術大全』を読む。

生成AIの原理や使い方・リスク対策などほぼ試験内容と被った部分が実践的に書かれているので、具体的なイメージを掴むのに良かったです。ただ試験と同様に網羅的に広く浅くなので、マニュアル的に読み返す本ではないかも。
メルカリの売上が余っていたので物理本で中古を買いましたがKindleUnlimitedでも読めるようなので、時間がある方はおすすめします。

YouTubeに解説動画とかあるのかなと思って探したんですが、なくはないけど正直あまり役に立ちそうなのは個人的にありませんでした。
受験者も少ないので仕方ないかも。

⑥自宅で受験する

公式サイトによるとPC以外でもスマートフォンやタブレットでも受験可能とのことですが、環境がいつもと違うと面倒なのでノートPCで受験。
択一または複数選択回答なのでキーボードは使わないです。

受験環境についての注意が公式サイトにありますが、Salesforceの自宅受験のように監督者がいるとかはなく、好きに始めて好きに終了できます。
PCで受験するときはディスプレイをシングルにしておくのと、他のアプリやサイトを閉じておくのと、うっかりブックマークバーの他サイトをクリックしたりしないようにだけ注意。

ITパスポート等と同様に怪しい問題はフラグがつけられるので、悩まないでどんどん解いていく形のほうがいい。
60分60問なので1問1分だけど、計算とかの時間のかかる行為が必要とされる訳ではないので勉強してたら確実に時間余ると思います。
2周くらい見直しして終了。


まとめ

  • 勉強時間:20~25時間位

  • かかったお金:受験料11,000円+テキスト代1,980円=計12,980円(脱線分を除く)

入門資格+新しい資格なのでそんなに難しくない。
ただ次回開催からシラバスの内容に追加がある+資格バッジが更新制になるとのことで、今後難化する可能性はあるのかもと思いました。
ぼんやりChatGPTとか触っていた程度でしたが、その背景をきちんと知ることで正しく使えるようになるための知識強化として良かったです。


次は基本情報技術者の予定なんですが、G検定とかも会社で補助が出るなら受けたいなの気持ち。

いいなと思ったら応援しよう!