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RSR22の時のこと

ざっくりとだけでも残しておきたくて、今更だけど覚え書。



2022年8月11日21:00

コロナ禍にスタッフアカウントより突然の告知。

alone at home Tour で全国をまわり藤井風自身も7月にコロナ罹患し病院に入った2022年。
そんな彼が2020年9月に大阪BIGCATでツーマンライブを行った相手、バウくんことVaundyのコロナ罹患によるフェスキャンセルの代役出演を引き受けた。

夏休みどころかお盆真っ最中の北海道!
しかも明後日!
告知からまるっと約50時間ほどしかない!

aahTが1次エントリーから2次も追加も立ち見も何ひとつ全くチケットが取れなく日々泣いていた私は何を血迷ったか、チケット取れるか検索し始める。
しかし突然の遠征など先立つものがない…っと悩んでるところ、そこに手を差し伸べてくれる風友さんが現れる。これが最初の私のRSR22の奇跡その1。奇跡の始まりだった。


2022年8月12日 昼前

続く奇跡その2
まずはX(旧Twitter)にてRSRのチケット(リストバンド)をほぼ定価で譲って頂ける方を2名キープ。
本来であれば少しは値引き交渉したいところだけど、今回ばかりは北海道まで飛んでドタキャンされたら元も子もないので、必ず譲って頂ける取引を目指して慎重に吟味。
結果的におふた方共とても親切で良い御縁で譲っていただけた。

並行して航空券。
急なお盆の北海道、さすがに予算も含め航空券などクリアできないかと思っていたら、LCCで空席が。
その時、ふと風友さんの顔が浮かびダメ元で声をかけてみた。
「チケット譲ってくれる方見つけてるんだけど、明日一緒に北海道行く?」
「行く!」
「マジ?」←誘っておきながら、即答に驚いた。
(細かい会話の内容は正直忘れたけれど、大体こんな感じ)


8月12日14時頃

航空券予約完了
そしてこの頃、台風がエアラインに影響を与えていました。フライト自体に問題はなかったようなので安心していたら


8月12日21時過ぎ

なんだか嫌な予感がしてフライト確認してみると…
予約フライトが欠航に!
他便のキャンセルにより機体のやり繰りができないと。。。まさかの欠航。
大急ぎで前倒しのフライトで満席寸前にギリギリ座席を確保。奇跡その3が起きた!
気付き遅れたら満席で取れないところでした。

しかし取れたのは朝イチ関空発のフライト。
なんと搭乗手続きに間に合う電車がない!

空港までタクシー乗れるほどそこまで予算に余裕はない。どうにか足を見つけなければ!
LINEや電話で頼れそうな友人に次々と連絡を取ってゆく。
「明日朝イチ、てか、もう数時間後、夜明け前に関空まで運んでくれる人おらんかな?」
しかし、帰省中で留守だとかお酒飲んじゃってるとかなかなか見つからない。


8月12日22時過ぎ

ダメ元で行きつけのバーに行き誰か紹介してもらえないかマスターに聞いてみると
「うちの車使い、はい、鍵、嫁寝てると思うから挨拶とかいらんし、黙って乗って出たらええよ」
「え?いいの?帰り14日の夕方とかになるで?」
「ええよ、関空の駐車場置いといて帰り乗って帰っておいで」 
まーーーじーーーかーーー!
これが奇跡その4。この時日付はすでに変わって


8月13日0時過ぎ

そしてスーツケースを持っていない私は友人に借りる事になって、借りた車で深夜スーツケースを取りに行く。
今思えば持ち運びは大変でも、LCCと言えど国内線なので持ってたスポーツバッグでも預け入れ荷物としてどうにかなったかも知れない。後にLAAT福岡公演遠征の際に、機内持ち込みできる小さめサイズのスーツケースを購入しました。

寝ないまま荷物を詰めシャワー浴びドライヤーをあてる間もなく出発。
借りた車で風友さんを迎えに行き、関空へ。


8月13日朝5時過ぎ関空到着

6時過ぎ搭乗。
LCCの狭さとこれからRSR22に行くんだという興奮とで機内でも全く眠れない。

8月13日 11時

北海道に着いて観光する暇は一切無かったけど、通り道ついでに時計台だけ見て、その近くでブランチ。

この時ちょうど11時

電車でシャトルバス乗り場のあるところまで移動。
シャトルバスで会場に向かう。バスの中で藤井風ファンを見かける。
(やっぱ他にも居るんだ…急遽参戦する人が…)


8月13日昼過ぎ

タイムテーブル的にちょうどスカパラさん終演後に会場に着き、チケット(リストバンド)譲ってくださる方とやり取りし無事に入場。
まずはクロークテントでスーツケース預ける。

13時半頃

想像通りに広い、景色が横長い!
だけど、思ってたより暑かった。
夜は冷えるよと聞いていたが結果的には蒸し暑く全くそんな事なかったです。

とにかく、告知が出てからほとんど寝てない状態だったので24時半からの藤井風ライブに備え体力を温存しつつも、せっかくのフェスなので離れたとこから色んな音を楽しむ。

そんな中またも突然驚きの告知が…


8月13日16時

は、配信するだと?!!


8月13日18時半頃

そしていつの間にか日は暮れ始めてた。

18時半頃

タイムテーブル的にスガシカオさんとレキシさんが被ってて、悩んだ末、風が出演するステージで演奏するレキシさんを遠目で見ることに。すごく楽しいステージだった。レキシさん終演後だったかな、花火が上がる。

↑マイクテストの声がいかにもフェス


風の前のステージで上原ひろみさんがグランドピアノ弾いてらっしゃって、急遽だし同じピアノ使うのかなと思ってたら、前の演者さんたちのものは全て撤収されだだっ広いメインステージに見慣れたいつものハイブリッドピアノがぽつんとセッティングされもうそれだけでテンション爆上がり!
もちろん向きも普通のピアニストさんたちと逆の藤井風セッティング。

藤井風に珍しく譜面台が…後に理由を思い知る

深夜なのに、コロナ禍なのに、ものすごい人、人、人。前に攻めようかと最初は思ったけど、睡眠不足の体力の無さと一応コロナ禍への配慮等々踏まえ無理しないことに。それでも人の流れでセンター狙いから徐々に上手に流されてしまった。
人混みのど真ん中は一番苦しい。ライブハウスならまだ柵があったりするのにね。


8月13日24時

この告知の頃、すでに人気バンドの箱ライブ並みのスマホを自由に見ることすら難しい人混みで気づくこともなく、今か今かとじっと耐えて待っていた。

後方から
「毎年来てるけどこんなに人が集まってるの初めて見た」
藤井風に対する期待感が風ファン以外からも溢れ伝わってくる。


8月13日24:45?

藤井風にしかできないキャンセル演者さんたちへのリスペクトを込めた最高の代理出演特別セトリの弾き語りライブが始まる。

配信あるって知った時は(苦労してここまで来たのに…と)かなりショックだったけど、同じ湿度の空気、風、同じ曇り空の下に居られて(人が多くて埋もれて遠かったけど)生で聴けて最高だった。
風の終演後、なんだか分からない涙がポロポロこぼれてきた。というかがっつり泣いた。😂

離れた人が少なめのところにシートを敷き風友さんと他愛もなくおしゃべり。


8月14日5時頃

朝イチに運行するシャトルバスに乗って帰路へ。
0泊弾丸北海道。


8月14日午前

新千歳空港。のちに、ずっずさんの staff diary でチーム風も同じ頃既に空港に居てたと知る。まぁ長い不眠とクタクタでボロボロの姿を風の前に晒せる勇気もなかったけど。感動したことは伝えたかったかな。
いつもいつも、気持ちを伝えられないままその場を去らねばならないのが残念でならない。
まぁ向こうはそんなの迷惑なだけで別にいらないだろうけど。

昼過ぎ関空到着後、風友さんを送り届け、夕方に車を返却。

RSR22ならではの最高のセトリはこちら

  1. 踊り子(Vaundy)

  2. 恋風邪にのせて(Vaundy)

  3. napori(Vaundy)

  4. 東京フラッシュ(Vaundy)

  5. (虫も風に close to you な)MC

  6. 何なんw

  7. 帰ろう

  8. MC

  9. Vinyl(King Gnu)

  10. 祝日(カネコアヤノ)

  11. オーケストラ(Bish)

  12. きらり(←涙なしには見られない。声出し可能だったら大声で歌いたかった)

  13. 旅路

  14. まつり


お金で問題を張り倒して解決して行くような財力はないのに、どうにか目の前の扉がひとつひとつ開いてRSR22へと続いていくという、不思議な体験をした。

色んな人に支えられて、弾丸北海道遠征を無事に体験する事ができました。どなた様にも感謝しかない。本当にその節はありがとうございました。🙏🏻



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