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10年振りに柔術を再開したアラフォーの新しい技術への取り組み方

最近やっと思いついた柔術ネタです。
ネットワーク系の記事が増えてきた弊 note 。
本来は柔術ネタを沢山書きたかったはずなのに
いつの間にか副業(え?)ネタが増えてしまった弊 note 。ドウシテコウナッタ・・・
ただでさえ10年のブランク、それに加え腰痛持ち。ジツハヒザモイタイ・・・
という事でどうしても柔術に割ける時間は減ってしまいますし、
必然的にネタが仕入れられなくなるのはしょうがないですよね、
純度100のね。まじりっけのないね。言い訳の中の言い訳ですけど。

そんなこんなで本題です。
いつぞやの記事でも書きましたが、
日が経つにつれ出来ていた事が出来なくなって来ます。
若い頃はそれが辛くて辛くてしょうがなかったのですが、
今となってはアレですし、それは以前書いた気もするので割愛。
だからと言って手持ちのカードをやりくりする事だけでは
限界と言う物は否が応でも訪れてしまいますので、どうしても
カードそのものを増やす必要が出てきてしまいます。

昔は頭が理解してくれれば自然と体が動いて
数回動けば大体出来る様になっていましたが、
時が経ち脳ミソ腐りかけのアラフォーおじちゃんになった今となっては
若い頃、なんでそんな事が出来ていたのか不思議でしょうがないです。
そんなおじちゃんの取組み方について掘り下げてみたいと思います。
大丈夫、きっと若い人にも参考になる(…のかな?)
しろおび()の分際ですので当然課金フィルタなどございませんので
少々お付き合い下さい。


忘れてはいけない事

柔術は当然ですが試合は勿論、スパーだろうが技練だろうが
相手あってのものです。
ですので取り組もうとしたことが何一つうまくいかない、
なんて初手では当たり前だと思っています。
いきなり実践投入→すぐに習得・武器化、
なんて才能など全くないので忍耐強く試します。
若い頃は・・・(以下割愛)

閑話休題ですけど、長い事やってたら、
「あの時出来なかったのがいつの間にか自然と出来る様になる」
とかそんな事言う人、周りにいませんか?
それ、多分トライする→失敗する or 少し出来てくる→忘れる
というサイクルを少なくとも一周は周っているからなんじゃないですかね。
って気がします。ぶっちゃけ筆者にもありました。
腰痛が本格化する前ですけど、何の気なしに出した
50/50 が思いの外上手く行く、なんてことがありました。
相手が慣れていなかったという事実を差し引いても
見様見真似やなんとなくの感性、ましてやセンスなんかでもなんでもなくて20 年近く前に割と特化して練習した時期があるからなんですよね。
特化して練習していた当時、モノにしきれなかった事については
才能のかけらもない証拠にしかならないのもまた事実ですけど。
というわけでたとえその時にモノにならなくてもやっといて損はないです。
いつか役に立つ!…と思いましょう。

やる事を絞る

柔術の魅力の一つに技の多彩さがあると思います。
一つの組み手で何パターンも展開が存在します。
裏を返せば、一つを深く突き詰めるのが非常に難しい、
とも言えると思っています。
ですので初手ではやろうとする事を減らしています。
皆様の環境もそうだと思うのですが、
技練では一つの形から複数の派生を習う事が多いです。
若かりし頃は割とすぐにすっと頭に入ってきましたが、
齢を重ねた今現在においては前述の通り流石にそうは行きません。
ですので、まずはその中の一つだけでも持ち帰ろうとします。

そしてそれは概ね一番基本の技になります。
と言うよりも身体弱い、痛い、おまけに衰えていく一方の人間には
それしか出来ません。そして絞り方はそれだけに留まりません。

ディテールだけでもすぐにやってみる

皆様の環境でもそうだと思うのですが、
技練を行ってからスパーを行う段取りになっていると思います。
そして技練直後のスパーで簡単にその技がかかる程世の中甘くありません。
理解度も完成度も低い状態ですし、相手だって覚えてますし。
けどやらないで覚えられる程、頭も良くありません。
なのでギの持ち方一つだったり、足の捌き方一つだったり、
それだけでもこっそり試します。
例えば何かしらのカウンターを教わった後のスパーだとして、
全く関係のないシチュエーションでも
何か使えそうな所を拾ってこっそり試します。
そうでもしないと身体は覚えてくれないのでいわば苦肉の策です。

練習後、とりあえずググる

SNS を覗けばこれでもかってくらい情報が溢れています。
20ウン年前を知る身としては現状は羨ましい限りです。
ですので練習後に教えて貰った技をググれば大抵は出て来ます。
それをとりあえず飽きるほど見て、脳に刷り込みます。
教えて貰った技とは細かい所で差分は生じますが、
それをコミで脳に刷り込みます。
こういう時に技の名前がわかりやすく存在するのは凄く便利です。
20ウン年前は明示的に技名が存在するのもありましたけど大抵は
「何々からのアレ」とかそんなもんでしたから。
実は SNS の発展と共に明示的に技の名前を付けた方が
発信側も受信側も色々と便利な世の中になったんですね…
復帰して当初は
「なんでこんな変な技名ばっかり…覚えらんねぇよ」
マトリックス?キアヌ・リーヴスかよ」とかばかり心の中で
独り言ちていましたが、今となっては便利に感じています。
覚えて続けていられるか、と言われたらそれは別の問題ですし、
技名覚える頭のリソースがあればその分、
技そのものにその貴重なリソースを使いたいという
気持ちがないと言えばウソにはなるんですけど。
また一つの技に別名が存在することもしばしば、
そう考えると逆に言えば発信側は色々引っかかるように
工夫しなければいけないですから、それはそれで色々大変なんでしょうね。筆者がそちら側に行くことはないでしょうから、
知らんけどとしか言いようがないですが。

それでも中々できる様にはならない、ので

繰り返しになってしまいますが、それでも簡単に出来る様になる程の素養、素質があるようなら自身でしろおび君などと名乗るような事はしません。
実際にこの技術をやろう、と思って取り組むのは
その技のスペシャリストとスパーする、と言うことです。
居ればいいんですが・・・
柔術って大体オールラウンドタイプとスペシャリストタイプに分かれると
思っていて、スペシャリストタイプの人って
大体練習でも自分のスペシャルな部分しかやらないんですよね。
だからこそスペシャルな技に昇華できているんでしょうけど。
少し前にはディープハーフのスペシャリストと
沢山手を合わさせて頂きました。
お陰様で対ディープハーフへの苦手意識はなくなりましたし、
それどころか自分でも少し使える様になってきたという
嬉しい副作用も頂戴しました。
腰痛が悪化したおかげで他の選択肢がなかったという事情もあるのですが。

やりたいことと出来ることを整理する

自分の中に習得したいものがあっても
身体的特徴等でどうにもならない技はあります。
身体固いのにホレッタとか、貧相な身体しているのにボディロックとか、
やってても苦痛でしかないのでそういうのはすぐに諦めます。
やってできないことわけではないのでしょうが、
そういうのっていつの間にやらやらなくなりますしね。
筆者の場合、身体の痛みと言う足枷があるので逆に絞りやすいです。
あの人があれやっててかっちょいいから自分も、とはならない方が
長い目で見ると自分のためです、老害発言かも知れませんが
上達早い人ってそこの見極めが上手な気がするんですよね。

と言うわけでつらつらと続けましたが今回は以上とさせて頂きます。

最後まで読んでくれてありがとうございます。
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