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古いiPadを再生!グーグルやアップルを迂回しつつ自宅LANでファイル共有

いやいや皆さん、最近は自宅にLinuxサーバーを乱立させて各種サービスを運用して遊ぶのが楽しいしろのです。

流石に15年くら家でLinuxメインで使うと色々覚えるものでメディアサーバーやらNASやらデジタルピアノの専用音源(Pianoteq)サーバーとかgitサーバーとか知っている人は知っている叩き起こし機(企業秘密)とか運用してるのですが、今回はWebDAVを使ってくっそ古いiPadへファイルの転送を簡単にしてみた話です。

iTuneを使えばファイルの転送できるしマイクロソフトのOneDriveとかグーグルドライブ使えばいいやん?と思うでしょうけども、諸事情等でそれがいやーんな人もいるのです。

家に初代か二代目くらいのiPadが転がってたのですが、iOS9からアップデートが不可能でありSambaが未対応だし、ファイルマネージャーのアプリすらないというかなりの牢獄なんですが、SafariにWebdavのアドレスを渡すとちゃんと見れることが判明しまして、楽譜ソフトのPiascoreという有名なアプリのWebdav機能がちゃんと動くことも判明しまして、自宅のラズベリーパイとかでwebdavを走らせたらそこへファイルをアップロードすることでiPad含め家庭内のコンピュータ全てに溜め込んだ楽譜のPDFが参照できるようになりましたよ。

素晴らしい。

iPadは楽譜表示用途には大きさといいタッチパネルといい、かなり良いです。もうちょい大きければ最高だが。CPUにFanつけてオーバークロックしたラズベリーパイもあるのでデジタルピアノの電源を入れて弾き始めると2秒でPianoteqから音が出てくるの感動。今まではPCの電源いれてソフト起動してMIDI信号確認してさあ弾くぞという感じだったけどもうソフトの存在を感じないようになった。


USBでつながるオーディオインターフェイスは必要
安くてよいがラスパイでの動作確認があるのを買うべし

RealVNCでもってPianoteqのGUIへも同じiPadからアクセスできてピアノ音源の切り替えなどもできるし、あとはPiascoreで楽譜めくりながらピアノの練習がC. Bechsctein D212の極上の音でできるという環境が整いました。

そして楽譜は色々なソースから溜め込んだPDFから選び放題。

うれぴいわい。


やり方覚書

https://www.head4space.com/wp-content/uploads/2013/01/setting-up-webdav-with-apache2-on-debian-etch

特に難しいことはなにもしていませんが、ここにあるapache2のwebdavコンポーネントの導入をラズベリーパイで行って192.168.1.xxとかのラズベリーパイのアドレスをhttp://192.168.1.xx/webdav/という感じで開くだけです。

Safariならアドレスバーへこれをいれてアクセスするとパスワード聞かれて、あとは昔のFTPサイトみたいなファイルブラウザのUIが出てくる。

SafariでPDFを開いたらPDFをタップすると上のツールバーからBooksで開くというオプションも出てくるので別にPiascoreは要らないなー。PDFによってはレンダリングがおかしい時がありBooksの方が優秀だ。

著作権フリーな楽譜のダウンロードはMuseだと別にアカウント作らせたり、PiascoreからだとIMSLP接続がエラーで使えなかったり面倒なのでPCでダウンロードしてWebdavに置いておくと。

多分SaferiでダウンロードしてからBooksで開く方法は行けると思うし、別にこれでWebdav要らない人も多いかと。しかし自分でスキャンしたのとかWeb上にないのは困る。

PiascoreならクラウドからWebdavに行き、ユーザー名、パスワード、URL入れるだけ。URLは上のhttpから入れないと永遠に*マークで接続待ちになる。


あと古ーいiPadでアプリを導入しようとしてもアプストアから直接は入れられないので、新しいiPhoneなどで一度インストールして同じアカウントでiPadのアプストアにいって購入済みのリストから再インストールしようとするとできる時がある。


あー、あとGnome FilesからWebDAVに接続するのはConnect server…にdav://192.168.*.*/webdav/みたいにする。http:じゃない罠。